2017年は全36機種を発売 IIJが「格安SIMで端末数ナンバー1」を目指す理由:IIJmio meeting 19(2/3 ページ)

» 2018年04月23日 15時24分 公開
[房野麻子,ITmedia]

「NuAns NEO [Reloaded]」は10分で完売 最速記録に

 一方で、過度な価格競争を避けるために、個性派スマホも投入した。発端となったのは、トリニティの「NuAns NEO [Reloaded]」だという。「カバーを変えられるデザインや、おサイフケータイ対応したことを高く評価した。ただ、1機種だけではプロモーション的に弱いと判断し、個性的な端末を4機種そろえてキャンペーンを行った。

 音楽に特化したオンキヨー初のハイレゾスマホ「GRANBEAT」、タフネススマホの「CAT S40」、AR対応でハイスペックだった「ZenFone AR」を加え、個性派スマホとして販売。NuAns NEO [Reloaded]は販売開始10分で完売。2017年最速で売れた端末で、まだ記録は塗り替えられていないという

IIJmio 個性派スマホのラインアップ

 2017年個性派スマホの代表ともいえる「Moto Z2 Play」も販売した。この機種は「Moto Mods」を貼り付けて機能を拡張できるのが特徴だが、それなりに価格が高い。本来なら全部試したいと思うが高額だ。「だったら、全部セットにして、1つくらいはタダになる価格にできないか」(永野氏)ということでMotorolaと相談し、10万9800円の全部入りセットを用意した。売れるかどうか非常に心配したが、「何とか期間内に完売」。追加購入したものも売れて、思いのほか大好評だったという。

 なお、Motorola端末は、メーカーが使い勝手をあまりカスタマイズしない“Pure Android”端末。素のAndroidを求めるユーザーのためにも、今後も扱っていきたいと永野氏は語った。

IIJmio Moto Z2 PlayとMoto Modsの全部セット。高額ながら完売した

 さらに、夏にはタブレットもラインアップ。「SoftBank Air」に代表されるような据え置き型のWi-Fiルーターも、可能性を探りつつ販売した。

IIJmio タブレットや据え置き型Wi-Fiルーターも取り扱う

ASUSやシャープから“限定端末”も登場

 2017年後半からは、ますます取り扱い端末が増えていく。まず、販路限定の「honor 9」「ZenFone 4 カスタマイズモデル」「AQUOS sense lite SH-M05」の3機種を発売した。

IIJmio 販路を限定した3モデルが好評

 honor 9はそれまで楽天モバイル独占モデルだったが、「夏前くらいにHuaweiさんから話をもらって、びっくりした」(永野氏)。そのときから数社で販売するという方針だったので、IIJmioらしい特典として、Amazonギフト券や専用ケースのプレゼントなど、honor 9の「9」にかけた9つの特典を付けて販売した。

IIJmio 9つの特典を付けて販売

 ZenFone 4 カスタマイズモデルは、ASUSから「ZenFone 4」の提案をもらったときに「1ユーザーとしてちょっと価格(5万6800円)が高いと感じた」(永野氏)ことから生まれた製品だ。ASUSにそのまま提案し、実現した。

 カスタマイズモデルはZenFone 4から数カ月送れて発売。端末名称やスペックに大きな反響があったが、実は名付けたのは永野氏だとか。MVNEとして支えているパートナーを含めて販売されたので、共通して使えて、数カ月遅れて名前を出してプロモーションするモデルということでカスタマイズモデルと名付けた。なお、最後にIIJを意味する「I」が付いている正式な型番もある。

IIJmio 「ZenFone 4 カスタマイズモデル」を名付けたのは永野氏

 エクスクルーシブモデルの第3弾は、シャープのAQUOS sense lite SH-M05で、IIJmioはピンクをオリジナルカラーとして販売した。「シャープは2017年、台風の目になる」(永野氏)と思っていたので、話をもらって即、オリジナルなことができないかと相談し、色の提案をもらったという。候補はシルバー、ブルー、オレンジ、ピンクの4色。

 IIJmioのロゴの色から、シャープには最初からピンクを勧められたが、「ピンクは人や年齢層によって好みの違いが大きくて難しい」と永野氏はいう。ただ、これまでは比較的男性色が強い企画が多かったので、女性をターゲットにした施策ということでピンクを選んだ。メーカーとともに、いろんなピンクの色合いを数カ月かけて検討。ゴールドかかった気品あるピンクを採用した。発売後、ピンクが最も売れているという。

IIJmio AQUOS sense lite SH-M05で、IIJはピンクが一番人気

 12月に発売された「Mate 10 Pro」を採用したのは「Mateシリーズが、翌年につながるトレンドを生み出すという流れができつつある」(永野氏)重要な端末だから。メーカーが予想したよりもよく売れたようで、一時は品薄に。IIJでも「完売」した。

IIJmio Mate 10 Proも品切れになるほど人気に

 2017年は「間違いなくMVNOで端末ラインアップナンバー1になったと自負している」と永野氏は胸を張った。

IIJmio MVNOで端末ラインアップナンバー1になったと自負

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