「カメラと動画でワクワクを」 au 2018年夏モデルの狙い 5月下旬に“発表会”も(2/2 ページ)

» 2018年05月15日 06時00分 公開
[房野麻子ITmedia]
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質疑応答の一問一答

 プレゼンテーション後、記者からの質問に山田氏とプロダクト企画部長 大井龍太郎氏が答えた。質問と回答は以下の通りだ。

―― 「auピタットプラン」「auフラットプラン」の新料金プランが始まって1年ほどたった。先日の決算説明会で「auフラットプラン」が増えてきているという話があったが、端末選定に影響はあったのか

山田氏 最近、ユーザーのニーズが上(ハイエンド)と下(ローエンド)にかなり寄ってきている。各社のフラグシップモデルは、日本ではかなり強いニーズがあるが、並行して、料金体系も含めてかもしれないが、コストパフォーマンスのいい端末を選ぶ人も多い。今回もフラグシップとコストパフォーマンスの高い端末を強化した。一方、春に出したが、例えば「TORQUE」や「BASIO」など、特定ターゲット向けの端末もニーズがあると思っている。今回は出していないが、そういった端末も引き続きやっていく。

―― コストパフォーマンス重視の端末をもっと広げていく考えはないのか。春に続いて、Huawei端末が入っているが、春の実績も踏まえて、ユーザーにどう受け入れられているのか。HTC端末は今後どうなるのか。

山田氏:コストパフォーマンス重視はHuaweiの端末だが、年間でのラインアップの組み立てとなる。今年(2018年)の春モデルに関しては「Qua phone」も出しているので、コストパフォーマンスのいい端末はKDDIとして力を入れていく。今回、Huaweiのスマホは2機種目だが、前モデルは順調に販売している。HTC端末は今回なかったが、今後についてはユーザーのニーズを踏まえて順次やっていきたい。

―― 「+メッセージ」について、提供したばかりだが利用実績はどうか。

山田氏 サービスが開始して1週間たっていないが、昨日(5月13日)時点で、auのユーザーだけで50万以上のダウンロードがあった。われわれの想像以上のアクションを取っていただいた。

―― Xiaomiのイヤフォンが取り扱われるが、今後、Xiaomiの他のアクセサリーや端末の取り扱いが拡大する可能性はあるのか。

KDDI 商品・CS統括本部 商品企画本部 プロダクト企画部長 大井龍太郎氏 今回、Xiaomiのアクセサリーとしてイヤフォン1つの取り扱いを始めるが、今後については、今回の動きを見ながら考えていきたい。スマホについても、ユーザーがどういうことを望まれるのかを見ながら検討したい。

―― XperiaのPremiumシリーズがauとして初めて出ているが、どちらから提案があって取り扱いが決まったのか。auユーザーの要望が多かったのか。

大井氏 ユーザーの要望は非常に多かった。どちらから提案があったか記憶は曖昧だが、取り扱えないかという話をさせていただいて、やりましょうということになって決まった。

―― 「ワクワクを提供し続ける」という話があったが、製品は各メーカーの個性や差別化点を紹介するにすぎないという気がする。KDDIならではのワクワクの源泉はどこになるのか。

山田氏 今回、紹介している中ではフォトブック。端末の進化の中で、カメラ、動画の重要度が高くなっていて、その方向性としてアルバムの整理機能やフォトブックを提供させていただく。3社共通だが、+メッセージも、カメラで撮った映像を共有する、届ける手段として、キャリアとしてやっていくべきだと思っている。別途、5月末に夏の発表会をやらせていただくので、そちらも期待してほしい。

―― HuaweiのP20 liteは「nova 2」に近い。価格帯も近いと思われる。どう売り分けするのか

大井氏 同じような価格帯だが、スペックが良くなっていて、もっとハイパフォーマンスを求める人に、nova 2よりは少し上の位置付けで訴求したい。販売はnova 2から順次切り替わっていく形になる。

―― ZTE端末がないが、米国との問題の影響があったからなのか。今後の対応はどうするのか。

山田氏 今回のラインアップに、ZTE製端末が入っていたのを途中でやめたのかという質問の回答は控える。現行機種では、スマホ以外にmamorino、法人向けにUSBドングルを販売している。在庫に関しては基本的に継続販売する。今後はZTEと協議をしつつ、検討していく。



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