カメラはXperia XZ2 Premiumのみダブルレンズカメラを搭載。インカメラも1320万画素と、他の2モデルより高画素なものを搭載した。
ダブルレンズカメラの構成は、両レンズとも画角が35mmフィルム換算の25mmで、Exmor RS for mobileの1/2.3型裏面照射積層型CMOSイメージセンサーを採用。片方が1920万画素でF1.6のカラーセンサー、もう片方が1220万画素でF1.8のモノクロセンサーだ。
特徴は、カラーとモノクロセンサーの組み合わせによる高感度撮影だ。静止画だと最大ISO51200、動画は世界最高の最大ISO12800での撮影に対応している。実際、暗闇に近い明るさの部屋でも肉眼の印象より明るい写真を撮影できた。
この他、ダブルレンズカメラによる背景ボケを加えた撮影や、モノクロセンサーによるモノクロ撮影も可能だが、これらの機能は8月以降のアップデートで追加される。
Xperia XZ2とXperia XZ2 Compactのアウトカメラは、1920万画素のExmor RS for mobile 裏面照射積層型CMOSイメージセンサーのみを搭載する。インカメラは500万画素だ。とはいえ、高感度撮影や背景ボケなどの機能以外は、Xperia XZ2 Premiumと同等の機能を使える。
新機能の4K HDRムービー撮影(HLG方式)は、HDRムービーの再生に対応した機器向けの、高コントラストかつ高色域の映像を撮影する機能。3モデルともHDRの撮影と再生の両方に対応している。特に夕焼けやイルミネーションといった、明暗差の激しいシーンで効果を発揮しやすい。
撮影した映像はXperia XZ2シリーズ各モデルのディスプレイで再生可能だ。また、BRAVIAなどHDRムービー(HLG方式)の再生に対応のテレビでも撮影したHDRムービーを再生できる。ただ、Xperia XZ2シリーズはUSB Type-CC端子からの映像出力に対応していないので、テレビで見るにはmicroSDなどを使った動画ファイルの移動が必要だ。
もう1つの新機能が、フルHD解像度のスーパースロー映像(960コマ/1秒)の撮影だ。この機能も3モデルとも対応している。従来のスーパースロー映像の撮影はHD解像度までだったので、より高画質な映像を撮れるようになった。この他、従来のXperiaから引き続き、自動で人の笑顔や被写体の動きを撮影する先読み撮影機能も搭載する。
カメラで被写体の3Dモデルを作成する3Dクリエーターは、新たにインカメラでの撮影にも対応した。1人でも自分の顔を3Dスキャンして、3DプリントやSNSへの投稿を楽しめる。
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