質実剛健な高画質! ハイスペックSIMフリースマホ「HTC U12+」のカメラで撮りまくる荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2018年08月05日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

背景のぼかし具合をチェック!

 さてさて、デュアルカメラといえば「背景ぼかし」。

 U12+の場合、アウトカメラの片方が望遠なので、背景ぼかしをオンにすると、自動的にレンズが望遠側に切り替わる。とはいっても、あまり「望遠」ではなくて「標準」になるっていうイメージだ。

 カメラアプリのシャッターボタンの隣にある「ボケ」ボタンをタップすると、自動的にカメラの画角が2倍になり、「自動ボケ」モードになる。

ボケモード 自動ボケモードの撮影画面

 上の撮影画面にある通り、自動ボケモード時は被写体との距離は50cmから。望遠カメラのレンズの制約によるものだろう。

自動ボケモードで撮影 自動ボケモードで撮影

 ボケボタンをもう一度タップすると、手動ボケモードになる。手動ということでボケ具合をスライダーで調整できる。

ボケ調整中 スライダーで「+」側に振り切って、ボケを一番大きくしてみた

 ボケを最大にして撮影したのがこちら。

ボケ最大 手動ボケモードでレベルを最大にして撮影

 見れば分かるけれど、そこまで極端にボケてくれるわけじゃない。不自然にならない程度って感じ。

 まあ無理やり派手にボカせても、実用性はあまりないのでこのくらいが扱いやすい。

 次は、自動ボケモードでバラの花。花が立派だったので、こういう時こそ背景ボケの出番。

バラにカメラを向ける バラにカメラを向ける
バラを撮る バラを撮る

 バラの花にだけピントが合って、背景がボケるというワザを見せてくれた。これはなかなか。

 ではお待ちかね、人物でボケ撮影。

 撮影日はあまりに暑かったので、まずは冷たいものを背景をぼかしつつ。

 あれこれ撮ってる間に、どんどんソフトクリームが溶けて形が崩れていくのがなんともいえないのでした。

メロンフロートと一緒に メロンフロートと一緒に

 赤いストローがちゃんと背景と分離していたり、顔の左側、髪の毛と首筋の間の三角のエリアもちゃんとボケてたりして、なかなか優秀かも。

 まずは、普通に広角側でポートレート。

 ちなみに、日差しを避けるためにパラソルの下で撮ったのだけれど、それだと顔が影になる。顔を明るく撮ろうとすると、次のスクリーンショットのように背景が真っ白になってしまう。

背景が白飛び 顔を見つけると自動的に顔が明るく撮れるように露出が調節されるが、そうすると背景は白くなる

 この状態で撮影すると、自動的にHDR(広ダイナミックレンジ)が有効になって、顔も背景もきちんと写った。この辺はきちんとしている。

HDR撮影でバッチリ いざ撮影すると、自動的にHDRが働いてバッチリ

 続いて、あまりの暑さにもうちょっと涼しいところに移動しよう、ってことで木陰へ行ったら、緑が背景だと複雑すぎて背景をキレイにボカすのが難しくなってしまったの図。

分離が甘い図 髪の毛と背景の分離が甘くなってしまっている

 ご覧の通り、撮影中の画面だと髪の毛と背景の分離が甘い。

 実際に撮るとどうなるか。まずはぼかしなしの作例。

背景ぼかしなし 背景ぼかしなしで撮影

 続いて自動ボケで背景をぼかした作例。

自動ボケ有効 自動ボケ有効で撮影

 あまり不自然さもなく、きっちりぼけています。日陰だったけれど、色も悪くない。

 何というか、派手さはないけれど、写りはちゃんとしているカメラだ。

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