海外渡航時のデータ通信 何がおトク?(レンタルWi-Fi・プリペイドSIM編)(2/2 ページ)

» 2018年08月11日 11時30分 公開
[小林誠,ITmedia]
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海外用プリペイドSIMカード

 海外用プリペイドSIMカードは、SIMロックフリースマホ(またはSIMロック解除済みのスマホ)をそのまま使えることが大きなメリット。特にデュアルSIMに対応したスマホなら、国内で使っているSIMカードの電話やSMS(ショートメッセージ)を待ち受けつつ使えるので、利便性がより高まる。ルーターのバッテリー残量を気にしなくて良いのもポイント。

 ここでは、日本国内の家電量販店やWeb通販サイトで購入できるものを紹介する。

楽天モバイル 海外SIM(3G/2G)

 「楽天モバイル 海外SIM」は、楽天のMVNOサービス「楽天モバイル」が販売している海外用プリペイドSIMカード。180を超える国・地域で利用できる。カードの価格は30MB分のデータ通信容量込みで3000円。

楽天市場(Web通販)、楽天モバイルショップ(実店舗)などで販売中だ。

楽天モバイル 海外SIMのWebサイト

 SIMカードにはイギリスの電話番号が割り振られていて、データ通信に加えて通話も利用できる。日本の電話番号を「購入」した上で、国内の携帯電話への着信をその番号に転送すると、海外でも割安に電話を着信できるサービスや、渡航先の電話番号を「購入」して滞在国内での通話料金を抑えるサービスを用意しているので、通話を多用する人にもうれしい。

 料金は「地域別パック」と「クレジット」に大別される。

 前者では「ヨーロッパ」「北アメリカ」「アジア」の3つのパックが用意されていて、パックの指定する国・地域内を周遊利用できる。それぞれ、データ通信用の「データパック」と一定時間の通話と一定数のSMSが定額利用できる「通話+SMSパック」が用意されている。周遊利用をする人はもちろんだが、通話やSMSを多用する人にもお勧めだ。

 各地域のデータ通信パックの料金は以下の通り(いずれも非課税、有効期限は50MB・200MBが7日間、500MBが30日間)。ヨーロッパや北米地域に行く場合に比較的おトクな料金設定となっている。

  • ヨーロッパパック:820円/50MB、1930円/200MB、3850円/500MB
  • 北アメリカパック:880円/50MB、2040円/200MB、4240円/500MB
  • アジアパック:1040円/50MB、2310円/200MB、4950円/500MB

 後者はクレジット(プリペイド)残高の範囲でデータ通信、SMS、通話を従量課金利用する。クレジット残高は「1000円」「3000円」「5000円」「1万円」単位でチャージできる。データ通信は1MB単位で課金され、地域(ゾーン)ごとに18〜743円(非課税)。滞在先によってはかなりの価格差があるが、「データ通信は緊急時を除いて行わない」など、用途がハッキリしているなら割安で使える。

 地域別パックの購入やクレジットのチャージは「楽天ID」にひも付いた支払い方法で行える。

 カードの有効期限は利用開始手続きから365日間で、地域別パックまたはクレジットの購入、あるいは課金対象サービスをすることで、その日から365日間延長される。万が一無効になってしまった場合は、サポートセンターに連絡することで再度有効化できる。

ハワイでの利用について

 記事掲載日(2018年8月11日)現在、ハワイではGSM(2G)での音声通話のみ利用できます。データ通信は利用できません。


IIJmio海外トラベルSIM(3G/2G)

 「IIJmio海外トラベルSIM」は、インターネットイニシアティブ(IIJ)の個人向け通信サービス「IIJmio」ブランドで販売されている海外用プリペイドSIMカード。42の国・地域でIIJmioのWebサイトの他、ビックカメラグループ(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)のWeb通販サイトや店頭(一部店舗は取り寄せ)で購入できる。

IIJmio海外トラベルSIMのWebサイト

 このSIMカードは渡航先を問わず均一料金という分かりやすさが魅力。オランダの電話番号が割り振られており、音声通話も利用できる。

 データ通信専用(SMS不可)にするか、音声通話やSMSも利用するかは、チャージ時に選択できるようになっている。初回のプリペイドチャージである「スタートパック」の料金は以下の通り。

  • データ通信のみ:3850円(非課税)
  • データ通信+音声通話:4600円(非課税、30分の無料発着信、25通のSMS送受信付き)

 データ通信容量を超過した場合、またはチャージ有効期限を過ぎた際に再利用した際の「リチャージ」の料金は以下の通り。なおリチャージはスタートパック購入も含めて月間10回までとなる。

  • データ100(データ専用):800円/100MB・1日(非課税)
  • データ500(データ専用):3850円/500MB・7日(非課税)
  • 音声付き100:1000円/100MB・1日(非課税、6分の無料発着信、6通のSMS送受信付き)・音声付き500:4600円/500MB・7日(非課税、30分の無料発着信、25通のSMS送受信付き)

 SIMカードの有効期限は最終チャージ日から365日。期間内にチャージしなかった場合、カードは無効となるので注意しよう。

トラベルSIM(3G/2G)

 アイツーの「トラベルSIM」は、海外用プリペイドSIMの草分け的存在。同社のWebサイトの他、Web通販サイトや一部の家電量販店で購入できる。データ通信・SMS用の「トラベルSIM データ」の販売価格は1700円、通話もできる「トラベルSIM トーク」は4500円(税別)となっている。

トラベルSIMのWebサイト

 トラベルSIMにはエストニアの電話番号が書き込まれている。150カ国以上で利用可能で、60カ国以上で安価なデータ用パック料金も用意されている。ヨーロッパ圏の多くの国では従量料金がかなり安く設定されていて、でも19米ドル(約2100円)で1GB使える上、使い方次第ではそれよりもおトクな定額サービス「EUデータ放題」も用意されている。ヨーロッパ圏に強いプリペイドSIMカードだ。

 ただし、データチャージが米ドル建てとなっていることには注意が必要だ。

TAKT(LTE/3G/2G)

 Planetwayの「TAKT(タクト)は、海外用プリペイドSIMとしては珍しいLTE通信にも対応していることが大きな魅力。同社のWebサイトの他、ヨドバシカメラのWeb通販サイトや店頭、アスキーストア(Web通販)で購入できる。販売価格は利用期限に実質制限のない(※1)通常版が4980円(税込、1000円分のチャージ込み)、利用開始から1年間使える「TAKT Lite」が2480円(税込み、500円のチャージ込み)となる。(以下、通常版とTAKT Liteをまとめて「TAKT」と呼ぶ)

※1 利用開始日、あるいは最終チャージ日から365日以内にチャージをしないと「無効」になります

TAKTのWebサイト

 TAKTにはエストニアの電話番号が書き込まれており、通話やSMSも可能。ただし、着信・受信にも料金がかかるので注意しよう(他の海外用プリペイドSIMも同様≫。

 利用可能な国・地域は200以上。国・地域別の従量課金の他、一部を除きデータ通信を割安で利用できる「データパス」も用意されている。ただし、データパスの容量を使い切った場合、その有効期間内は「追加データパス」という専用パスしか購入できないので注意が必要だ。

 さらにヨーロッパではさらにおトクな「スマートデータパス」や周遊用の「ヨーロッパ周遊パス」も用意されている。ただし、両者で対象国が異なるので利用前にチェックが必要。

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