思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのシャープ製ケータイ「FOMA SH901iS」です。
2005年に発売されたSH901iSは、静止画撮影時のスポットオートフォーカス(AF)と、動画手ブレ補正機能に日本で初めて対応したケータイです。
スポットAFは、画面を9分割して対応するダイヤルボタンを押すとそこにピントを合わせてくれるというもの。それまでケータイのAFでは、中央部分にしかピントを合わせられなかったので、少し凝った構図で撮影したい場合、ピントを合わせてからカメラをずらす必要がありましたが、その必要がなくなりました。
カメラ自体も316万画素と、当時の最高クラスの高画素CCDを採用、従来機の3倍高輝度な撮影補助用ライトを搭載するなど、充実のカメラ機能を備えていました。
前モデルの「FOMA SH901iC」と同様の回転2軸スタイルを採用していましたが、ディスプレイ面に配置されていた操作キー「フロントコマンダー」は搭載されず、十字ボタンなどを本体側面に配置しディスプレイを表に出して閉じた状態での操作が行えるようになっていました。
別売のAVケーブルを利用すると、DVDレコーダーなどからSH901iSで番組を録画したり、撮影した静止画や動画などをテレビに映したりすることもできました。
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