既報の通り、Huaweiは10月16日(現地時間)、イギリス・ロンドンで新型スマートフォン「HUAWEI Mate 20」「HUAWEI Mate 20 X」「HUAWEI Mate 20 Pro」を発表した。
スマートフォンの発表会において、同社は必ずといって良いほど他社製品との比較を行う。これは海外では特段珍しいものではなく、むしろ他社製品との比較を避ける傾向にある日本の方が「特殊」ともいえる。
今回のMate 20シリーズの発表会の現地では、そんな他社比較がある意味で一番盛り上がっていた。その模様を2回に分けてお伝えする。この記事では、サイズ感やスマホとしての安定感、充電面での“ライバル”について触れる。
Mate 20シリーズの新機種は、全てノッチ(切り欠き)のあるディスプレイを搭載し、端部のベゼルを極限まで削減した狭額縁設計となっている。ノッチといえば、Huaweiが一番ライバル視している(と思われる)Appleは、2018年のiPhoneを全てノッチ付きディスプレイを備える狭額縁設計とした。
そのこともあってか、今回最初の他社比較は「画面占有率とノッチとベゼルの幅」となった。インカメラ部分だけへこんでいるMate 20はもちろん、センサーが多いゆえにノッチが広いMate 20 Proであっても、「iPhone XS Max」や「iPhone XR」よりも画面占有率が高いことをアピール。ノッチはもちろん、ベゼルの幅も両機種より狭いことも強調した。
さらに、本体の横幅を比較しつつ、側面に適度なカーブを描くことによってiPhoneシリーズよりも持ちやすいこともアピールした。
Mate 20シリーズはiPhoneより画面に没入しやく、持ちやすいということを訴求した格好だ。
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