セットアップが完了したら、ローソン店頭で早速使ってみよう。
Pontaカード単体で使う場合と、FeliCa対応のiPhone(※1)やApple Watch(※2)でApple Pay決済と同時利用する場合とで流れが若干異なるので、分けて紹介する。
※1 iPhone 7/iPhone 7 Plusの日本モデルと、iPhone 8/8 Plus以降
※2 Apple Watch Series 2の日本モデルと、Apple Watch Series 3以降
Wallet版Pontaカードを単体で使う場合、あるいはWallet版Pontaカードにたまったポイントを支払いに充当する場合は以下の手順で利用する。
2番目の手順については、デバイスによってすることが異なる。
先述の通りに初期設定した場合、リーダライタにかざした時点で自動的にPontaカードが読み込まれる。ただし、複数のパス(ポイントカード)が入っている場合、利用するパスを選択しなくてはならない場合もある。
Apple PayによるFeliCa決済を利用する場合、決済と同時にPontaカードを読み込むこともできる。手順は以下の通り。
Apple Payと併用する場合、一番重要なポイントは「支払い方法の伝え方」だ。
リーダライタのデータ読み取りモードの都合から、Wallet版Pontaカードと併用する場合は「Apple Payで(支払う)」と伝える必要がある(メインカード以外のカードで支払う場合はカードの選択もしておく)。「iDで」「QUICPayで」「Suicaで」というように決済規格を決め打ちで伝えると、Wallet版Pontaカードを読み取らないので注意しよう。
2番目の手順についてはPontaカード単体で使う場合とほぼ同じだが、Face ID搭載のiPhoneでは顔認証が必須となる。
Apple Wallet版Pontaカードのサービス開始を記念して、ローソンとナチュラルローソンではWallet版Pontaカードを利用した場合のPontaポイントの付与率をアップするキャンペーンを2019年3月6日まで実施している。
Wallet版Pontaカードを店頭で利用すると通常の2倍、Wallet版PontaカードとApple Payを併用した場合は通常の4倍のポイントが付与される。詳しくはキャンペーンサイトで確認してみてほしい。
FeliCa決済と同時にポイント付与処理を行うこと自体は、おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンでは2011年時点で実現している。現在では「ローソンモバイルPonta」(おサイフケータイ用Pontaカード)に加えて、NTTドコモの「モバイルdポイントカード」にも対応している(※3)。
※3 Android版「ローソン」アプリ上では、モバイルPontaカードとモバイルdポイントカードは排他。他のアプリでモバイルdポイントカードを設定済みの場合、ローソンのレジではモバイルPontaカードが優先処理される
しかし、Androidスマホにおける“かざすポイントカード”は、それほど広く使われているわけではなかったという。
今回、Pontaカードが日本でシェアの高いiPhoneに対応したことで“かざすポイントカード”は普及するのだろうか。注目したいところだ。
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