ビジネスからホビーまで活躍する、サムスン電子製の手書きペンとデュアルカメラ搭載の大画面6.4型モデル。ディスプレイは有機EL(OLED)で解像度はQHD+(1440×2960ピクセル)。ドコモとauから販売されている。
このモデルの追加により、サムスンの2018年最新ハイエンドモデルはGalaxy Note9と大画面デュアルカメラのGalaxy S9+、標準サイズのGalaxy S9の3モデルになる。いずれも最新プロセッサのSnapdragon 845を搭載する。
手書きペンなど基本的な特徴は2017年のGalaxy Note8を踏襲している。また、新たな機能として手書きペンにセルフィー撮影やプレゼン時のリモコンとしても使えるBluetoothの通信機能を搭載した。ペンのリモコン機能の充電は本体への収納時に完了する他、手書きペン入力はペンの充電がなくてもに利用できる。
この他、Galaxy S9+相当のデュアルカメラや、大容量4000mAhバッテリーを搭載。本体を大画面ディスプレイに接続してPC風の操作を可能とするDeXは、専用クレードルを用意する必要がなくなり、USB Type-C端子からHDMI端子へ接続するだけで利用可能になった。
大画面と大容量バッテリー搭載でペン入力対応ということで、スマホをバリバリ使いたい人はもちろん、手書きでメモを取ったり絵を描いたりしたい人にも向いている。Galaxyの買い替えを考えている人は、Galaxy S9+とGalaxy S9も含めた3モデルから普段の利用に合ったモデルを選ぶといいだろう。
Xperia XZ3は、夏モデルのXperia XZ2をより高性能化したモデルだ。ドコモ、au、ソフトバンクから11月9日に発売された。
夏モデルのXZ2(5.7型)と比べると、ほぼ同じサイズと重量ながらもディスプレイが6型OLED(有機EL)のQHD+(1440×2880ピクセル)となり、厚さは9.9mmとスリムになった(XZ2は厚さ11.1mm)。プロセッサはSnapdragon 845、メインメモリは4GBを搭載する。
アウトカメラは従来と同じ1920万画素で、インカメラは1320万画素。インカメラはXZ2の500万画素からアップしており、XZ1まで搭載していた高画素なものに戻った。また、スリープ中の本体を持ち上げて構えると、自動的にカメラが起動してすぐに撮影する「スマートカメラ起動」機能を搭載した。
Xperia XZ3は、夏モデルのXZ2が他社スマートフォンと比べて見劣りしていた部分を大きく改善したモデルといえる。同社製テレビのBRAVIAの絵作りを生かした映像表示も美しい。ただ、アウトカメラはXperia XZ2 Premiumに搭載していたデュアルカメラではなく、少々物足りない部分もある。スマホの画質を重視する人や、これまでXperiaを利用していた人が、指名買いで機種変更するのに適したモデルといえる。
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