冬をイメージした新色、「Galaxy Note9」のホワイトモデルをソウルで見た山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2018年12月11日 06時00分 公開
[山根康宏ITmedia]

 ペン付きスマートフォンかつハイスペックモデルとして人気の「Galaxy Note9」。海外では4色展開されており、日本ではオーシャンブルー、ミッドナイトブラック、ラベンダーパープルの3色が販売されています。Galaxyシリーズは発売後しばらくたつと毎年のように新色が追加されますが、2018年は冬の季節を感じさせるホワイトが加わりました。

Galaxy Note9 「Galaxy Note9」の新色はホワイト

 Galaxy Note9のホワイトモデルは11月からアジアの一部地域で発売されました。SamsungのGalaxyシリーズは新製品登場後しばらくしてから新色が加わることが常となっています。ここ数年はピンクが多く、2017年のGalaxy S8シリーズではビビッドな色合いのレッドが追加されました。Galaxy Note9はもともとの4色のカラーが落ち着きある色合いだったこともあってか、追加色はベーシックな白。しかし実物を見てみるといい感じに仕上がっています。

Galaxy Note9 フロントデザインは変わらない

 今回はソウルで韓国版のホワイトモデルをチェック。正面から見たデザインは他のカラーと変わりませんが、周囲のベゼルは明るい色のシルバーで、暗色系の他モデルと異なります。手に持ってみるとちらりと見えるベゼルの色合いがオリジナル4色モデルとちょっと違う印象を与えてくれます。

Galaxy Note9 ベゼルはライトなシルバーカラー

 裏側を見ると白1色の明るいカラーが新鮮に感じられます。最近のスマートフォンは中国メーカーを中心にカラフルな色合いの仕上げのものが増えています。ホワイトは昔からの定番カラーですが、こうして後から追加されると「冬に合わせて投入したのかな?」と思えるから不思議です。ソウルの街は雪こそ降ってはいませんでしたが夜は寒く、クリスマスのイルミネーションも目立っていました。Galaxy Note9のホワイトモデル、クリスマスにもぴったりな色合いかも。

Galaxy Note9 定番ながらも新鮮さを感じさせる背面

 ラベンダーパープルと並べてみました。ガラス仕上げの表面は同じテイストですが、イメージはだいぶ異なりますね。ユーザー層を広げるために、このホワイトカラーは効果があるようにも思えます。

Galaxy Note9 イメージチェンジを図り新しいユーザー層を開拓できそう

 付属のSペンももちろんホワイト。Galaxy Note9のSペンはBluetoothを内蔵しており本体にさすだけでペアリングと充電が自動的に行われます。既存の4色のSペンは韓国では1本3000円台で別売されています。本体カラーとは別に自分の好きなSペンを使うこともできるわけです。ただしこのホワイトのSペンはまだ売られていませんでした。限定カラーなので、本体付属のみ、補修パーツとしてのみ提供となるのかも。

Galaxy Note9 Sペンもおそろいのホワイトカラー

 ところで、韓国のキャリアでは契約販売しか行っていませんが、Samsungの直営販売店では定価のプラスアルファ(ショップによる。通常10万ウォン=1万円程度の追加)で単体購入できることもあります。キャリアのロゴが入っていますが、SIMロックフリーなので、海外用として買うこともできるのです。

 韓国旅行の時にGalaxy Note9ホワイトモデルが気に入ってしまった! なんてときはSamsungのお店に行ってみる単体で買うことができるのです。とはいえ価格は10万円オーバーと値段はどこの国でも高めですね。LTEの対応バンドは国ごとに違いますし、海外用に買うならDSDS版の出ている台湾などで単体で買うのが簡単でよいでしょう

Galaxy Note9 韓国版は日本と同様にSIM1枚仕様

 Galaxy Noteシリーズはフラグシップスマートフォンとしての顔を持ちながらも、ペンが自在に使えるクリエイティブツールという一面も持っています。Galaxyシリーズのハイスペック端末を求める人であれば、春モデルの「Galaxy S9」「Galaxy S9+」の方が価格もこなれてきており、買いやすくなっています。とはいえここで新色が追加されたとなると、価格が高くとも出てきたばかりのGalaxy Note9ホワイトカラーが気になる消費者も多いでしょう。日本での新色投入は未定ですが、いっそ季節ごとに新色を出していく、という販売戦略も面白いかもしれませんね。

Galaxy Note9 見事なタイミングでの新製品投入といえるかも

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