スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018:審査員が選ぶ「2018年を代表するスマホ」5機種(2/3 ページ)

» 2018年12月22日 06時00分 公開

佐野氏:Huaweiとシャープが元気だった1年

  • 推薦機種……HUAWEI P20 Pro、AQUOS R2、Pixel 3、AQUOS sense2、iPhone XS
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 佐野正弘氏

 2018年はiPhoneやGalaxyが端境期にあった1年でしたが、そんな中でも躍進したのはHuawei。最初に与えたインパクトの強さでP20 Proを選びました。キャリアからハイエンドモデルを売り始めたことも印象的でした。

 シャープも頑張った1年だと感じました。有機ELを搭載したAQUOS zeroが注目を集めましたが、ソフトバンクが独占的に販売するということもあり、取扱うキャリアが制限され過ぎていることからも買いづらいです。これを踏まえて3キャリアが取扱うAQUOS R2を選びました。静止画と動画のカメラを別々に搭載するという新しい提案があったことを評価したいです。

 iPhone XSは、当時最新だったKirin 970を搭載するなどコストパフォーマンスが非常に高いnova 3とどちらを選ぶか迷いましたが、eSIMを搭載したことで、今後、さまざまな場所で使える面白さに期待して選びました。

 ミドルクラスのスマートフォンを選ぶなら、AQUOS sense2です。万人が安心して買えるモデルといえば他に選択肢がないと思わせるほど、AQUOS sense2の強さを感じます。同じ価格帯でより高性能なP20やP20 liteもありますが、防水やFeliCaなどの日本仕様をしっかりと押さえたモデルはAQUOS sense2です。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 キャリアではNTTドコモとKDDIが取り扱い、売れ筋の予感が漂う「AQUOS sense2」

 Pixel 3はシングルカメラながらもAIを活用してキレイな写真が撮れることや、AIがユーザーに提案する新しさにインパクトがありました。Googleが急激にやる気を出したことにも驚きました。今後の継続モデルにも期待することも含めてPixel 3を選びました。

島氏:高性能と高価ながらもバランスが良いモデル

  • 推薦機種……HUAWEI Mate 20 Pro、ROG Phone、AQUOS zero、iPhone XS Max、Galaxy S9+
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 島徹氏

 2017年から引き続き、各社ハイエンド製品が持つAIや高い処理性能を活用して、どこに強みを出せるかを主にみています。スマートフォンの日常利用だけなら、性能の底上げや省電力化が進むミドルクラスで十分といえるので。

 Mate 20 Proはカメラの画質競争で、いい意味で真を写さないところまで突き抜けた点を評価します。高い処理性能とAIを活用し、フレーム内の人物や背景などを個別に最適露出で撮ってまとめるなど、カメラマンが苦労する作業を全て肩代わりしてくれます。また、どうしてもインスタ映えしなさそうな悪条件でも、複数の補正機能を使えば見栄えのする写真を撮れてしまう。私もほぼカメラとして購入しました。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 広角+望遠カメラの組み合わせが目を引く「HUAWEI Mate 20 Pro」

 iPhone XS Maxは処理性能の高さとそれを生かす出力性能、iOSプラットホームの安定性で選びました。トップクラスの性能に、iPhone で気になった冷却性能も向上しています。UI(iPhone X以降の)もこの大画面だからこそ、操作の窮屈さもなく生きてきます。今のiPhoneを買うならiPhone XS Maxです。iPhone XRはもう少し画面解像度が高ければ価格とのバランス含めベストですが。

 ROG Phoneはスマホゲームも成熟し、eスポーツ大会も開かれつつある2018年の流れを体現した端末といえます。その一方で、Galaxy S9+などサムスン製品も、カメラや日常動作はもちろん、意外とゲーム性能や放熱処理など含めて総合的なバランスを評価しています。

 ただ、2018年のハイエンドは大型かつ重量級の製品が多かった。そこで、衝撃的だったのがシャープのAQUOS zeroです。このタイミングで大画面ハイエンドかつ、軽さをウリにした製品を出した。このスタイルの製品も長期的に定着してほしいです。ソフトバンク専売なのがもったいないですね。

すずまり氏:写真撮影のしやすさで選んだ5機種

  • 推薦機種……Galaxy Note9、OPPO Find X、HUAWEI Mate20 Pro、Pixel 3 XL、iPhone XS Max
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 すずまり氏

 私も主にカメラ機能で選びましたが、メーカー各社が背景をどのようにボカしているのか、レンズの構成、インカメラ、ビューティーモードの出来、手に取りやすい機種にフォーカスして選びました。

 Galaxy Note8のユーザーでもある私は、Galaxy Note9を借りて使っていますが、自分が使っているスマートフォンの中では料理が一番キレイに撮れます。SペンにBluetooth機能が搭載されたことで、助けられたこともあります。

 日帰り旅行に行ったときの話ですが、初老の男性カメラマンに出会いました。自分の持っているスマートフォンで写真を撮ってもらおうと手渡したところ、どういうわけか、全然シャッターが切れなくて、いつまでたっても写真が撮れなかったんです。そんなときもう1台持っていたNote9に持ち替えて、すかさずSペンを抜いてセルフィーできたので助かりました。Sペンがカメラのシャッター代わりになると都度ペアリングもいらないですし、抜いてすぐ使えるので便利です。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 SペンがBluetoothに対応した「Galaxy Note9」

 Find Xは、本体に内蔵されたカメラがスライドして飛び出すギミックが面白いと思いました。他がやっていないことに挑戦したこともあり、Find Xを選びました。OPPOのスマートフォンは日本で購入できる機種の中ではインカメラのビューティーモードがずばぬけて優秀です。セルフィーは全てFind Xで撮りたいくらい良い出来です。

 Mate 20 Proを選んだ理由は、Mate 10 Proのユーザーということもあり、Mateシリーズはその年の集大成を見られる機種だと思ったからです。カメラはAIによって自動でキレイに撮れるのですが、ワイドアパーチャなど目的に応じてカメラ機能を使い分けられるようになっていたので良いと思いました。

 Pixel 3は単眼カメラなのでなめていましたが、背景を自然にボカしながらも、ストローやフォークはしっかり残せるようになっていて、AIの力はすごいと思いました。被写体との距離に関係なく背景をボカせるところも魅力だと思います。

 iPhone XS Maxは画面も大きくて表示される内容も見やすいですが、価格が上がり過ぎて、価格と自分が魅力を感じる機能との差分を考えた時に、手が出しづらいと感じました。カメラの質も良くなっていることは確かですが、それだけのために10何万円も払えるかは疑問です。そう考えるとiPhone Xのままでも良いかなぁと思い、今年初めて機種変更しませんでした。

 iPhoneの他に悩んだのがAQUOSです。最近のAQUOSにはインカメラにビューティー効果が搭載されてきていて、なかなかいい感じでした。それを評価して選びたかったのですが、悩んだ末にiPhone XS Maxを選びました。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 iPhone Xが正統進化した「iPhone XS」と「iPhone XS Max」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月02日 更新
  1. 「au PAY」が2027年度以降に激変? 新生auフィナンシャルサービスが目指す“AIウォレット”への進化 (2026年06月30日)
  2. 5G向け26GHz帯の「電波オークション」の結果が判明 「全国枠」はドコモが62.88億円で落札 「地域枠」はJTOWERとハイテクインターが落札 (2026年06月30日)
  3. スマホ決済で「請求書払い」はどれがお得? d払い、au PAY、PayPay、楽天ペイを比較してみた (2026年06月30日)
  4. PayPay、他社クレカを「完全排除」せず 使うには“利用券”が必要に (2026年07月01日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. 「モバイルSuica」「モバイルPASMO」に障害 クレジットカードチャージやチケット購入などオンライン手続きがメンテナンスに【復旧済み】 (2026年07月01日)
  7. 楽天モバイルが「my 楽天モバイル」アプリを廃止 「Rakuten Link」アプリに順次統合へ (2026年06月30日)
  8. dカードが7月からスタンプ進呈の対象外に 名称を「d払いスタンプ」に変更 (2026年06月30日)
  9. d払い、dポイントのキャンペーンまとめ【7月1日最新版】 最大1万〜3万ポイント還元がめじろ押し (2026年07月01日)
  10. 中古スマホショップ運営の「イオシス」が丸紅の完全子会社に 創業者は代表取締役を退任 (2026年07月01日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー