―― Galaxy Harajukuをオープンしましたが、その狙いと今後の展開を教えてください。
コー氏 これまでこうした体験空間は、新製品を発売するたびに作ってきました。ですが、そうした体験空間は、3カ月や6カ月、9カ月といった期間限定でした。Galaxy Harajukuは、サムスンの製品を直接触れていただきたいと考え、2年ぐらい前から考えてきたものです。日本の消費者からいい反応をいただければ、10年運営していくことも計画しています。反応がよければ日本の主要都市に拡大していきたいのですが、現時点で具体的な計画はありません。これから、消費者の皆さまの反応をうかがって考えていきたいと思います。
―― 修理を受け付けていますが、海外の人も対象になるのでしょうか。
コー氏 これはサムスンにとって、日本初の試みです。日本でGalaxyを購入していただいた方に利用していただきたいのはもちろんですが、原宿を選んだのは、グローバルの顧客を念頭に置いているからです。6月ごろに対応地域は拡大していきます。
折りたたみ型として脚光を浴びたGalaxy Foldだが、サムスンとしては、Galaxy Noteのように、次のスタンダードを狙っていることがうかがえた。とはいえ、コー氏が語っていたように、Galaxy NoteもSペンが定着するまでには時間がかかった。Galaxy Foldはあくまで第1弾ということで、今後徐々に進化していくことになりそうだ。同氏の発言を聞く限り、将来的にはGalaxy NoteがGalaxy Foldに統合されていく可能性もありそうだ。
日本市場への投入はまだ決定していないようだが、コー氏は前向きな姿勢を示していた。スマートフォンの新しい形を打ち出した端末なだけに、少量でも販売してほしいところだ。キャリアの英断にも期待したい。
ミドルレンジモデルに関しては、キャリアとのパートナーシップを重視する方針を示した。docomo withのGalaxy Feelシリーズは好調な売れ行きで、サムスンの国内シェアを回復させるのに一役買ったが、SIMフリー市場に単独で乗り込むということは考えていないようだ。各キャリアが完全分離プランを導入するのに合わせ、何らかの端末を投入する準備をしているのかもしれない。
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