ガーミンジャパンが6月24日、GARMINが米国で創業30周年を迎えることを記念し、新ブランド「MARQ(マーク)」コレクションの発表会を開催した。MARQは同社初の高級時計市場への参入となり、新カテゴリーの“GPSプロウオッチ”としてプロやプロへの憧れを持つユーザー、時計愛好家といった幅広いユーザー層を狙う。
MARQコレクションは、同社の30年におよぶGPSパイオニアとしてのテクノロジーを結集したGPSプロウォッチで、ドライバー、パイロット、マリナー、探検家、アスリート向けに5モデルを用意する。それぞれのフィールドに特化した機能やデザイン、ウォッチフェイスを備えているのが特徴で、高い性能と耐久性を備えている。なお、コレクション名は「常に前進し記録を塗り替えていく人たちのために、その記録を“マークする”こと」に由来する。
ウェアラブルの機能は5モデル共通で、同社の「ForeAthlete 945」とほぼ同等だ。音楽の再生やさまざまなスポーツに対応したデータを記録してくれる。また、ベゼルとケースの素材はチタンで、直径46mmのレンズ素材はサファイアクリスタル、ボディーの厚さは14.1〜14.7mmとなっている。
バッテリー駆動時間は、スマートウォッチモードで約12日間、GPSモードで24時間、UltraTracモードで48時間だ。
発表会では、クリフトン・A・テンプル社長兼CEOが「GARMINは1989年にゲイリー・バレルとミン・H・カオによって設立され、2人の名前を合わせた社名にした。GPSのパイオニアとして、航空や海洋、アウトドアフィットネスと多岐にわたる市場に展開し、37カ国でビジネスを展開している」と説明。
「2018年度は前年比で7ポイントの成長を遂げ、特にアジア地域では23ポイントと大きく伸長した。アクティビティトラッカーとスマートウォッチが貢献しており、ここ日本も当社にとって重要な市場だ。伝統的に時計市場が成熟しているのに加え、製品の完成度を見極める目を持っているからだ」とした。
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