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» 2019年06月27日 10時40分 公開

セルフレジのコード決済対応も:ファミマのコード決済「FamiPay」7月1日にスタート (1/2)

ファミリーマートがスマートフォン向け会員証アプリを開発。電子クーポンや各種コンテンツに加えて、独自のコード決済機能「FamiPay」を利用できる。これに合わせて、FamiPayを含むコード決済サービスをセルフレジで利用できるように改修する。

[井上翔,ITmedia]

 ファミリーマートは7月1日、スマートフォンアプリ「ファミペイ」の配信を開始する。ファミリーマートで使える電子クーポンの配信、電子レシートの閲覧や各種コンテンツを楽しむ機能の他、独自のコード決済機能「FamiPay(ファミペイ)」も利用できる。8月には商品を通常より安価に購入できる「FamiPay回数券」、11月には提携ポイントプログラムとの連携も開始する予定だ。

 これに合わせて、7月1日までに順次、一部店舗に設置しているセルフレジにおいてFamiPayを含むコード決済に対応する改修を行う。

【追記:15時40分】アプリとサービスの詳細と提供の狙い、キャンペーン情報を追記しました。それに伴い、既存の文章も一部修正しています

ファミペイ ファミペイアプリ(iOS版)
澤田社長 ファミペイアプリで買い物する澤田貴司社長
ファミペイアプリの概要 ファミペイアプリの機能概要

ファミペイアプリの概要

 ファミペイアプリは、既存の「ファミリーマート」アプリを更新する形で提供する。新アプリの配信は6月30日の夕方以降順次始まる予定で、ファミリーマートアプリをインストール済みの場合は、アップデートをかけるとファミペイアプリに置き換えられる。

 ファミペイアプリの主な機能は以下の通り。

  • 会員証機能
  • バーコード決済機能(FamiPay)
  • 電子クーポン
  • お楽しみコンテンツ
  • 告知コンテンツと通知

 既にアプリを使っているユーザーも含め、会員証とそれにひも付く機能(FamiPayや電子クーポンなど)の利用には会員登録が必要となる。会員登録時にはSMS(ショートメッセージ)を使った認証を行うため、携帯電話番号が必要となる。

 なお、会員登録は7月1日0時から受け付ける。

ファミペイ会員登録(その1)ファミペイ会員登録(その2) ファミペイの会員登録フロー。すでにファミリーマートアプリを使っているユーザーも、全機能を使うには改めて会員登録が必要

 ログインすると、アプリのトップ画面に会員証のバーコードが表示される。このバーコードをレジで提示すると、以下のサービスを利用できる。

  • 会員限定割引の適用
  • 電子クーポンの利用
  • FamiPay回数券の利用(8月提供開始予定)
  • FamiPay残高を使った支払い
  • FamiPay残高の現金チャージ
  • 提携ポイントプログラムの利用(11月提供開始予定)

 電子クーポンやFamiPay回数券(詳細は後述)は、利用したいものをあらかじめアプリで選んでセットする形態を取る。電子クーポンは「商品の割り引き」と「商品の引き換え(無料提供)」の両タイプが存在し、FamiPay以外の支払い方法(現金、各種カード、電子マネーなど)と併用することができる。

 提携ポイントプログラムとの連携は、ファミペイ会員証と各ポイントプログラムのアカウントとのひも付けによって実現する予定。ファミペイ会員証のバーコードを提示すれば、ひも付けたポイントプログラムのポイントをためたり使ったりできるようになる見通しだ。

アプリのトップ画面 ファミペイアプリのトップ画面。会員証のバーコードが始めから表示されている
クーポン画面 電子クーポンは使いたいものをあらかじめセットしておく形式。複数枚をセットした場合でも、会員証のバーコードを読み取ってもらえばまとめて適用される
スタンプ クーポンはスタンプを集めたり(写真)、スタンプを集めて挑戦できるゲームで勝利したりするともらえることもある
提携ポイントカード 提携ポイントカードのポイントも自動的にたまるようになる予定

 電子レシート機能を使うと、ファミリーマートでの買い物の履歴をスマートフォン上で確認できる。支払いの完了後、ほどなく反映されるという。

電子レシート 電子レシートの例。紙のレシートをもらいそびれたりなくしたりした際に役立ちそうだ

バーコード決済サービス「FamiPay」

 FamiPayは、ファミペイアプリで使えるプリペイド(前払い)式の決済サービスで、ファミリーマートの店頭の他、ネット通販「Kaema(カエマ)」でも利用できる。バリューイシュアー(残高保有事業者)は、ファミリーマート子会社のUFI FUTECH(旧ファミマ・ドット・コム)が担う。

 FamiPayを利用するにはファミペイアプリからの手続きが必要。ただし、会員証バーコードの下にある「FamiPayを利用する」をタップし、決済用の暗証番号を登録するだけなので簡単だ。

 手続き後、FamiPayを使う場合は会員証バーコードの下に出る「FamiPayを使う」スイッチをオンにする。使いたくない(クーポンなどのみ利用する)場合はオフにすれば大丈夫だ。

FamiPayセットアップ FamiPayのセットアップ手順
スイッチ 店頭でFamiPayを使って決済する場合はアプリから機能をオンにしておく必要がある

 FamiPayで決済すると、物販の場合は支払い金額200円につき1ボーナス(ポイント)、収納代行またはFamiポートサービスの支払いには1件につき10ボーナスの「FamiPayボーナス」が付与される。1ボーナスは1円相当で、FamiPayの残高にチャージして買い物に使うことができる。その他、キャンペーンなどで期間限定で使えるFamiPayボーナスが付与されることがある。

FamiPayで支払えないもの

 FamiPayは以下の支払いには対応しません。

Famiポートサービス

  • クレジットカードやローンカードの貸付金返済(法令による制限)
  • 寄付
  • Famiパス
  • 各種代金の支払い

その他

  • 一部の代行収納
  • その他の電子マネーのチャージ代金
  • コピーやFAXの送受信

 FamiPayの残高チャージはファミリーマート店頭での現金チャージの他、FamiPayボーナスによるチャージ、クレジット機能付きの「ファミマTカード」によるチャージに対応している。ファミマTカードを使う場合は残高不足時のオートチャージも設定可能だ。2019年秋をめどに銀行口座からのチャージにも対応する予定だが、クレジット機能付きファミマTカード以外のクレジットカードやデビットカードでのチャージには対応する予定はない

チャージ FamiPayのチャージメニュー。「クレジットカード」と「オートチャージ」はクレジット機能付きファミマTカードでのみ利用できる

FamiPay回数券(8月開始予定)

 FamiPay回数券は、ファミリーマートの商品を購入できる電子チケットで、「ファミカフェの回数券がほしい」(植野大輔デジタル戦略部長)という来店客のニーズに応えたもの。ただし、ファミカフェ以外の商品の回数券も登場する予定だ。

 その名の通り、この回数券はFamiPay残高を使って購入する。一般的な回数券と同様に「商品10個分の価格で11個の商品と引き換えできる電子チケットが発行される」といったイメージとなる。チケットは自分で使うのはもちろん、メールなどで知人に送ることもできる。

回数券 FamiPay回数券は8月から提供予定

ファミマ以外でも利用できるようになる予定

 FamiPayは外部加盟店の開拓も視野に入れているが「具体的に(導入先が)決まっているわけではない」(植野部長)。

 ただ、業務提携先であるドン・キホーテやユニーに導入してもらいたいという意向は持っているようだ。

植野部長 記者からの質問に応じる植野大輔デジタル戦略部長
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