ソフトバンクと村田製作所が世界最小クラスの通信モジュールを共同開発

» 2019年07月04日 17時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクと村田製作所は7月4日、世界最小クラスのLPWA(低電力広エリア)通信モジュール「Type 1WG-SB」「Type 1SS-SB」を共同開発したことを発表した。ソフトバンクのIoTプラットフォームに対応し、LTEネットワークを利用する「NB-IoT(ナローバンドIoT)」と「カテゴリーM1(Cat.M1)」(1SS-SBのみ)で通信できる。発売は9月を予定している。

モジュールのサンプル モジュールの実寸大サンプル。左がType 1WG-SB、右がType 1SS-SB

 両モジュールは、ソフトバンクが発売するものとしては約12年ぶりの新製品。モジュールのベンダーごとに機能差分があり、設定も煩雑になりがちという現状を踏まえ、ソフトバンクのIoTプラットフォーム関連サービスを利用しやすいように開発が進められたという。

背景 モジュールの新規開発背景

 通信チップは1WG-SBがイスラエルAltair Semiconductor製の「ALT1250」、1SS-SBが台湾MediaTek製の「MT2625」を搭載。消費電力を抑制できることが選定の決め手だったという。モジュールのサイズは1WG-SBが12.2(幅)×12(高さ)×1.6(奥行き)mm、1SS-SBが10.6(幅)×13.2(高さ)×1.8(奥行き)mmで、底面積ベースでは従来のLPWAモジュールの50%程度のサイズとなっている。

サイズ 1円玉よりも面積的には小さい

 モジュールを組み込む機器との通信はモデムで使われている「ATコマンド」で行うことも可能で、設計を簡易にできることも特徴だ。通信プロトコルは世界で初めて「OMA LwM2M(Lightweight M2M)」と「NIDD(Non-IP Data Delivery)」の両方に対応。どちらも従来一般的だったHTTPSよりも通信量と消費電力を削減できるという。

 通信に用いる周波数帯はBand 1(2.1GHz帯)とBand 8(900MHz帯)で、SoftBank 4G LTEの通信エリアでの利用に最適化されている。

省エネ 通信プロトコルはOMA LwM2MとNIDDの両方に対応。用途に適したものを選択できる
カバー NB-IoTもCat.M1も既存のSoftBank 4G LTEエリアで利用可能

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月05日 更新
  1. 引越し後にNHKが「勝手に住民票を取得」…これって違法? ネット上に広がる違和感と不信感 (2026年06月01日)
  2. ファミマに「セブン銀行ATM」が導入された理由 進む“ATMガチャ”解消と金融インフラの地殻変動 (2026年06月04日)
  3. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【6月3日最新版】 1万〜3万ポイントの高額還元あり (2026年06月03日)
  4. 光回線業者を装い「ご自宅のコンセント見せて」──“偽装チラシ”の恐怖ネットに、自衛策は? (2026年06月04日)
  5. KDDIが「au Flex Style」で“とがったスマホ”を扱う理由 単に「SIMフリーを持ってきた」とは違う安心感とは (2026年06月03日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 楽天モバイルの「Rakuten Turbo」がホームルーターの満足度1位に、コスパを評価 オリコン調べ (2026年06月03日)
  8. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【6月2日最新版】 最大39%還元や5000ポイント還元あり (2026年06月02日)
  9. 腰に装着する送風ギア「FIELD WAIST FAN」 モバイルバッテリーや冷却プレート機能も搭載 (2026年06月02日)
  10. SIMフリー版「motorola edge 60」6月12日に発売 3眼カメラ搭載、防水+FeliCa対応で5万9800円 (2026年06月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー