2万円台で買える「Galaxy A20」はGalaxy A30の姉妹モデル 違いは?山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2019年07月07日 06時00分 公開
[山根康宏ITmedia]

 日本でもKDDIやMVNOから発売されたSamsung Electronicsの「Galaxy A30」は、おサイフ機能搭載など日本仕様にカスタマイズされつつも、日本円で3万円台からという低価格で高い評判を受けています。ミッドレンジモデルですが、SNSを中心に使うライトユーザー向けとして十分な性能を持っています。

 海外でもGalaxy A30はバランスの良い製品として人気ですが、Galaxyユーザーをさらに広げるために販売されているのが、姉妹モデルの「Galaxy A20」です。両者の本体サイズは同等ですが、Galaxy A20はディスプレイやカメラなどの性能を抑え、価格をさらに引き下げているのです。

Galaxy A20 Galaxy A30よりさらに低価格な「Galaxy A20」

 例えば台湾ではGalaxy A30が8990台湾ドル(約3万1100円)なのに対し、Galaxy A20は5990台湾ドル(約2万800円)と、1万円近く安くなっています。ターゲットユーザーは学生層など若い世代が考えられており、アジアならOPPOのAシリーズ、あるいはXiaomiのRedMiシリーズなどに対抗できるモデルになっています。

Galaxy A20 カジュアルな若者層をターゲット、ライバルはOPPOやXiaomiの低価格機

 本体サイズは74.7(幅)×158.5(高さ)×7.7(奥行き)mmで、Galaxy A30(海外版)より厚さが0.1mm薄いだけで他は同じ大きさ。背面の指紋認証センサーの位置やデュアルカメラの配置も同等です。ただし背面の仕上げは樹脂に光沢感を持たせており、Galaxy A30のガラス仕上げとは異なります。

Galaxy A20 カジュアル感を高めた背面仕上げ。コーラルオレンジの色合いも若々しさを感じさせる

 Galaxy A20とGalaxy A30を並べてみると、両者の区別はつかないほど。基本設計を同じにして性能を変えることで、2つのモデルを作り分けているわけです。ディスプレイサイズは6.4型、解像度はGalaxy A20が720×1560ピクセル、Galaxy A30が1080×2340ピクセルとディスプレイ性能で差をつけています。

Galaxy A20 Galaxy A20(左)とGalaxy A30(右)を並べると区別がつかない

 またディスプレイ上部の水滴型ノッチも両者全く同じデザインです。ただし解像度はGalaxy A20が800万画素、Galaxy A30が1600万画素。インカメラを見ると大きさが違うことが分かります。他にはCPUやメモリ構成にも差をつけることで、Galaxy A20は2万円台という低価格を実現しているわけです。

Galaxy A20 Galaxy A20(左)とGalaxy A30(右)のインカメラはサイズが違う

 背面も前述したように仕上げが異なる他、カメラの画質にも差がつけました。Galaxy A20は1300万画素+500万画素なのに対し、Galaxy A30は1600万画素+500万画素。Galaxy A30の1600万画素カメラはPDAF(像面位相差AF)搭載でボケ機能も持っています。

Galaxy A20 背面の比較。Galaxy A20(左)とGalaxy A30(右)は仕上げ以外にカメラが違う

 ところで、日本のGalaxy A30は冒頭に書いたように日本向けにカスタマイズされています。海外版のGalaxy A30との違いは「防水防塵(じん)」「FeliCa」「ストラップホール」。そのため本体サイズも若干異なるようです。さらにはアウトカメラの構成が1300万画素+500万画素になっています。これは海外版のGalaxy A20のカメラ構成と同じです。手元にGalaxy A30日本版をお持ちの方は、Galaxy A20海外版のカメラ部分の写真を見比べてください。同じサイズのレンズが搭載されていることが分かります。

Galaxy A20 Galaxy A20のアウトカメラ。Galaxy A30日本版は解像度が同じなので、レンズの大きさも同等だ
Galaxy A20 こちらはau版Galaxy A30のアウトカメラ。確かにレンズのサイズはA20と同じようだ

 日本のGalaxy A30は、日本向け仕様でコストが上がった分、カメラ仕様を変更することで価格を抑えたというわけです。他社のミッドレンジモデルと同等の価格と性能になるよう、うまくバランスを取っているわけです。Galaxy A30とGalaxy A20という同型モデルがあったからこそ、日本向けGalaxy A30が価格とスペックのバランスに優れたいい製品に仕上がったというわけですね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月05日 更新
  1. 引越し後にNHKが「勝手に住民票を取得」…これって違法? ネット上に広がる違和感と不信感 (2026年06月01日)
  2. ファミマに「セブン銀行ATM」が導入された理由 進む“ATMガチャ”解消と金融インフラの地殻変動 (2026年06月04日)
  3. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【6月3日最新版】 1万〜3万ポイントの高額還元あり (2026年06月03日)
  4. 光回線業者を装い「ご自宅のコンセント見せて」──“偽装チラシ”の恐怖ネットに、自衛策は? (2026年06月04日)
  5. KDDIが「au Flex Style」で“とがったスマホ”を扱う理由 単に「SIMフリーを持ってきた」とは違う安心感とは (2026年06月03日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 楽天モバイルの「Rakuten Turbo」がホームルーターの満足度1位に、コスパを評価 オリコン調べ (2026年06月03日)
  8. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【6月2日最新版】 最大39%還元や5000ポイント還元あり (2026年06月02日)
  9. 腰に装着する送風ギア「FIELD WAIST FAN」 モバイルバッテリーや冷却プレート機能も搭載 (2026年06月02日)
  10. SIMフリー版「motorola edge 60」6月12日に発売 3眼カメラ搭載、防水+FeliCa対応で5万9800円 (2026年06月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー