小型ハイエンド「Xiaomi 17」や最上位「Xiaomi 17 Ultra」海外発表 回転リングを備えるライカのスマホ「Leitzphone」も

» 2026年03月01日 00時42分 公開
[田中聡ITmedia]

 Xiaomiが2月28日(現地時間)、スペインのバルセロナにて、スマートフォン「Xiaomi 17」シリーズのグローバル展開を発表した。

 スマートフォン新製品のラインアップは「Xiaomi 17」と「Xiaomi 17 Ultra」。いずれもライカと共同開発したカメラを搭載し、プロセッサはQualcommのハイエンド製品「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を備える。有線で最大100W、無線で最大50Wの急速充電にも対応している。

 さらに、スマートフォン自体をライカと共同開発した「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」も投入する。Leicaブランドのスマートフォンは、これまで日本国内でシャープが開発して投入してきたが、海外市場向けに投入するのはLeica Leitzphone powered by Xiaomiが初となる。

 なお、中国で発表済みで、背面にサブディスプレイを備える「Xiaomi 17 Pro」と「Xiaomi 17 Pro Max」のグローバル発表はなかった。

Xiaomi 17:長持ちバッテリーのコンパクトハイエンド

 Xiaomi 17は、シリーズの中では小型のモデル。幅71.8mm。191gの薄型軽量ボディーに6.3型ディスプレイを備え、「最も持ちやすいコンパクトフラグシップ」を目指した。ベゼル幅をわずか1.18mmに抑えた他、ピーク輝度は3500ニトを実現する。

Xiaomi 17 ブラック、ベンチャーグリーン、アルパインピンク、アイスブルーの4色で展開するXiaomi 17
Xiaomi 17 狭額縁設計の小型ハイエンドスマホに位置付ける

 アウトカメラにはライカのSummiluxシステムを採用し、5000万画素のメイン、望遠、超広角で構成される。レンズの焦点距離は17mmから60mmまで5つの焦点距離をカバーしており、5倍の光学品質ズームに対応する。

 6330mAhの大容量バッテリーを備えていることも特徴で、発表会ではiPhone 17 Pro Maxとの比較で、iPhone 17 Pro Maxが30%分充電したのにもかかわらず、Xiaomi 17の方が23%長い11時間以上の動画を再生できたというテスト結果を公開した。

 価格はメモリ12GB+ストレージ256GBで999ユーロ(約18万4000円)。

Xiaomi 17 Ultra:メインカメラと望遠カメラを強化

 Xiaomi 17 Ultraは、シリーズの最上位モデルに位置付けられ、従来のXiaomiシリーズから引き続き、ライカと共同開発したカメラを搭載している。奥行き8.29mm、重量219gのボディーは、これまでのUltraシリーズで最も薄く軽い。新色のスターリットグリーンは、背面のテクスチャーが星空のような輝きを見せる。

Xiaomi 17 Ultra 最上位モデルのXiaomi 17 Ultra。カラーはホワイト、ブラック、スターリットグリーンの3色展開
Xiaomi 17 Ultra ダイナミックレンジの描写性能が向上したセンサー「Light Fusion 1050L」を採用

 1型センサーのメインカメラには新しい光学技術「Light Fusion 1050L」を採用する。LはLOFIC(Lateral Over Flow Integration Capacitor)の頭文字で、ダイナミックレンジを拡張するもの。各ピクセルに光を蓄える追加領域を設けることで、受光容量を6倍以上に拡大するとし、見たままの景色を描写できるようになる。その一例に挙げるのが花火で、強い光が発せられるシーンでも、高いダイナミックレンジで白飛びを抑えて撮影できるという。

 2億画素の望遠カメラは75〜100mmの焦点距離の光学ズームに対応しており、AI技術を組み合わせることで約400mm相当、17.2倍の高画質ズームを可能とする。さらに、ライカの「APO」技術を採用したレンズにより、被写体の色収差を最小限に抑えるとする。レンズ群を物理的に動かす機械式光学ズームも搭載しており、デジタル補正に頼らない描写が可能とうたう。

 バッテリー容量は6000mAhとなり、90W急速充電やワイヤレス充電にも対応している。

 価格はメモリ16GB+ストレージ512GBで1499ユーロ(27万6400円)から。

 カメラの操作性を向上させる「フォトグラフィーキット」を2種類用意する。ノーマルタイプは半押しでのピント合わせが可能で、専用のビデオボタンも備える。価格は99.99ユーロ(約1万8400円)。ProモデルはPUレザークリップのボディーで2000mAhのバッテリーを内蔵。取り外し可能なシャッターボタンも備える。価格は199.99ユーロ(約3万6900円)。

Xiaomi 17 2種類のフォトグラフィーキットを用意する

Leica Leitzphone powered by Xiaomi:カメラリングを回して撮影操作

 Leica Leitzphone powered by Xiaomiは、Xiaomi 17 Ultraのカメラ機能をベースに、独自のカメラ操作機能やフィルターモードを備える。本機の象徴ともいえるのが、背面に備えたカメラリング。このリングを回転させると、あらかじめ割り当てた焦点距離、ズーム倍率、露出、ISOなどの調節が可能になる。

Xiaomi 17 デザインからソフトウェアまでライカと共同開発した「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」
Xiaomi 17 背面にカメラ操作用の回転リングを備える

 カメラUIや壁紙、ウィジェット、フォントなど、細部に至るまでライカのテイストを取り入れている。カメラ機能ではライカの画質を目指した「Leica Looksフィルター」を用意。さらに、ライカを代表するカメラ「Leica M3」「Leica M9」の絵作りを再現する「Leica Essential Mode」も搭載している。

Xiaomi 17 ライカの絵作りを再現するモードを備える

 本体はアルミニウム合金ボディーにニッケルアルマイト仕上げを施した。背面にはLeicaのロゴもあしらっている。

 価格はメモリ+ストレージの16GB+1TBで1999ユーロ(約36万8700円)。世界の一部市場で発売されるが、これまで「Leitz Phone」を発売してきた日本が含まれるかは不明。

 この他、発表会ではタブレットの「Xiaomi Pad 8」「Xiaomi Pad 8 Pro」と8 Proのマットガラス板、電動スクーターの「Xiaomi Electric Scooter 6 Ultra」、スマートウォッチの上位モデル「Xiaomi Watch 5」、ワイヤレスイヤフォン「REDMI Buds 8 Pro」、紛失防止タグ「Xiaomi Tag」も発表した。また、サプライズとして電動のコンセプトカー「Xiaomi Vision Gran Turismo」も披露した。

Xiaomi 17 低抵抗と高ダウンフォースの両立を目指したというコンセプトカー「Xiaomi Vision Gran Turismo」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月15日 更新
  1. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  2. 誤爆で「ワインが20本も届いちゃう」 押せば注文できる“Amazon Dash Button ”とは何だったのか (2026年07月11日)
  3. 日本のテスラで解禁された対話型AI「Grok」を試してみた 従来のカーナビを圧倒する異次元の利便性 (2026年07月13日)
  4. LINEの新「プレミアムブロック」で完全な“絶縁”が可能に? 従来のブロック機能との決定的な違い (2026年07月15日)
  5. スマホは本当に会話を「盗聴」して広告を出しているのか? 専門調査と最新事例から考える (2026年07月13日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. なぜ「ドコモ銀行」じゃない? 「ドコモSMTBネット銀行」の名称に隠された通信と金融の“パワーバランス” (2026年07月15日)
  8. 4キャリアのネット銀行、メイン利用率は35.8% 契約キャリアとの結び付きが強い結果に MMDが調査 (2026年07月13日)
  9. スマホをタッチせずに改札もレジも通過 日本で広がる「UWBタッチレス決済」最前線 (2026年07月10日)
  10. 「不要な広告」に追跡されないために私がしている3つのこと (2017年02月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー