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» 2019年08月20日 15時00分 公開

「ZenFone 6」を試す フリップカメラが超楽しい! 大容量バッテリーでスタミナも安心 (1/3)

ZenFone 6最大の特徴は、画面に切り欠きがない代わりに、背面カメラをインカメラとしても補う「フリップカメラ」を搭載している点だ。通常時は背面側に収納されたカメラが、インカメラとして使うときにぐるりと回転し、前面に現れるのだ。初見で「なるほど。この手があったか」と、かなり驚いてしまった。

[金子麟太郎,ITmedia]

 スマホはハードで勝負。そう思わせてくれる端末がASUSの「ZenFone 6」だ。

 ZenFone 6最大の特徴は、画面に切り欠き(ノッチ)がない代わりに、背面カメラをインカメラとしても補う「フリップカメラ」を搭載している点だ。通常時は背面側に収納されたカメラが、インカメラとして使うときにぐるりと回転し、前面に現れるのだ。初見で「なるほど。この手があったか」と、かなり驚いてしまった。今回はそんなZenFone 6のよしあしをじっくりと見ていきたい。

ZenFone 6 「ZenFone 6」(カラーはトワイライトシルバー)

大型のディスプレイにDSDV対応、イヤフォン端子もしっかり搭載

 カメラのギミックに触れる前に、本体回りをチェックしていこう。本体前面いっぱいに広がるのは6.4型の巨大なディスプレイ。解像度は1080×2340ピクセルとなり、ASUSは「IPSオールスクリーンディスプレイ」と名付けている。ディスプレイを保護するパネルにはCorning Gorilla Glass 6を採用している。

ZenFone 6 ZenFone 6はフリップカメラの搭載により、本体上部に切り欠き(ノッチ)がない

 6.4型の割には、先代モデルの「ZenFone 5」(6.2型)と同等のサイズを実現しており、ディスプレイサイズを大型(画面占有率は92%)にしながら、本体サイズに配慮した設計となっている。また、本体の角や背面が丸みを帯びた形状なので、持ちにくさも感じなかった。が、個人的に片手で持つには限界のサイズだと感じた。

ZenFone 6 トワイライトシルバーの背面は、上から下に向かってシルバーからブルーへグラデーションが掛かっていて美しい
ZenFone 6 本体右側面にはスマートキー、ボリュームキー、電源キーを備えている
ZenFone 6 左側面にはSIMカードスロットがある
ZenFone 6 2枚のSIMカードと1枚のmicroSDを同時に利用できるトリプルスロット

 SIMカード関連では、ASUSシリーズでおなじみのDSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)に対応し、ドコモ、au、ソフトバンクのネットワークと高音質通話のVoLTEに対応する。nanoSIM2枚とmicroSD1枚が1つのトレイに収納できる設計もありがたい。

ZenFone 6 本体上部には後述のフリップカメラがある
ZenFone 6 本体下部にはスピーカー、USB Type-C端子、イヤフォン端子がある。最近のスマホではイヤフォン端子搭載機種が少ないので、これは評価できるポイントだ

HDR撮影や背景ボカシも優秀

 さて、本体回りもチェックしたところで、肝心要のフリップカメラを試した感想を述べたい。

 フリップカメラのセンサーはソニー製「IMX 586」を採用し、約4800万画素のメインカメラはF値が1.79と明るいレンズを採用している。撮影範囲も79度と広めで、焦点距離は26mm相当となる。レーザーオートフォーカスや光学式手ブレ補正も搭載している。もう片方のカメラは125度の超広角撮影を可能とし、焦点距離は11mm相当だ。

ZenFone 6 フリップカメラを背面に収納した状態

 フリップカメラの素材には、液体合金を精密加工することで、軽量ながら剛性を高めた「アモルファス合金」を採用。モーター部分には、小さな歯車を使うことで、高速かつ滑らかな動作を可能としている。フリップカメラが稼働中の状態で本体を落とした場合は、センサーがそれを感知し、瞬時にフリップカメラを収納する。また、ASUSはフリップ部分を1万回の使用に耐えられるよう設計したという。

ZenFone 6 フリップカメラは使うときだけ背面からぐるりと回転し、ディスプレイ側に起き上がってくる

 最近のスマホカメラには、HDRをサポートする機種が増えてきたが、ZenFone 6もしっかりと対応している。HDR非対応もしくはオフにしていると、黒潰れや白飛びが目立ち、ディティールが分かりづらくなるときがある。

 HDRではこの点を解消するだけでなく、色鮮やかにハイコントラストな写真を撮影できるのだ。ZenFone 6はHDRよりもワンランク上の超ハイコントラスト規格「HDR++」にも対応する。撮った写真が暗く感じた場合、HDR++で撮影することをオススメする。参考までにいくつか作例を載せておく。

ZenFone 6 夜の神社でHDRをオフにして撮影した。手前と後方にあるちょうちんが白飛びしてしまう
ZenFone 6 夜の神社でHDR++をオンにして撮影した。手前と後方にあるちょうちんが白飛びせずに模様までしっかり確認できる。夜景モードよりもHDRをオンにして撮影した方がいい仕上がりとなった

 続いて、東京駅前の商業施設「KITTE」屋上から東京駅ロータリーを撮影してみた。この日の空は快晴で蒸し暑かった。ZenFone 6はノーマルのモードでも十分なほどにキレイな写真を撮影できるが、日中も夜もHDR++がオススメだ。

ZenFone 6 HDRをオフにして撮影した東京駅前の風景
ZenFone 6 HDR++をオンにして撮影した東京駅前の風景

 HDRオフとオンの違いがはっきり伝わるのは夜よりも昼間の作例かもしれない。全体的にメリハリが出て建物や人物など輪部がくっきりとして見やすい。より自然な仕上がりはHDRオフの作例。個人的にはHDR++の仕上がりが好みなので、シーンや用途に応じてHDRを切り替えて使うのがオススメだ。

ZenFone 6 ポートレート撮影もできる

 ポートレートモードでは、一眼レフのようなボケや遠近感などを簡単に表現できる。カメラアプリで絞りを切り替えるスライダーを動かすことで、F値をF0.95〜22の間で切り替え可能だ。

ZenFone 6 通常の写真モードでも十分ボケる

 食べ物やグラスなど人物以外はポートレートモードを使わなくても、十分ボケ味の効いた写真を撮れる。端末によって被写体と認識しない「グラスに刺さったストロー」も、鮮明に記録できた。

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