ソニーモバイルの新型スマートフォン「Xperia 5」が発表された。「Xperia 1」のデザインや機能を継承しながら、より小さなボディーを採用している。いわば、Xperia 1のコンパクト版といってもいい。
最も大きな違いは、やはりサイズだ。約72(幅)×167(高さ)×8.2(奥行き)mmのXperia 1に対し、Xperia 5は約68(幅)×158(高さ)×8.2(奥行き)mmで、幅が約4mm、高さが約9mm小さくなっている。Xperia 5の方が片手で操作しやすくなる他、重さが約178gから約164gにダウンしたこととも相まって、携帯しやすくなる。
筆者はXperia 1を使っているが、ズボンのポケットに入れたまま座ると、本体が長いため頭が出てしまい、そのまま落ちてしまったことが何度かあった。よりコンパクトなXperia 5ならポケットにもしっかり収まり、端末が落ちる心配はなさそうだ。
ガラスと金属(側面)で構成されるボディーも同じだ。一方、本体カラーは変わっており、Xperia 5には1にはあったパープルやホワイトがなく、代わりにブルーとレッドが加わった。
ディスプレイはXperia 1の約6.5型4KからXperia 5は約6.1型フルHD+となり、サイズが小さく、解像度が低くなった。それでも有機ELやHDR規格の対応は変わらず、ソニーモバイルによると画質は同等だという。画面サイズを除けば、Xperia 1と変わらぬ映像体験が得られるだろう。
アウトカメラは1220万画素(標準)+1220万画素(超広角)+1220万画素(望遠)で変わらず。ただし、Xperia 5は標準カメラがメモリ積層型でなくなった関係で、スーパースローモーション撮影時のフレームレートが960fpsから120fpsに下がった。またカメラレンズは、Xperia 1では背面の中央にあったが、Xperia 5は左に寄っている。さらに細かいところでは、Xperia 1のアウトカメラは上から標準レンズ→望遠レンズという順番だったが、Xperia 5ではこれが入れ替わり、望遠レンズ→標準レンズという順番になっている。
「Xperia 1のデザインや機能は魅力的だけど、本体が長すぎて使いにくそう……」という理由で敬遠していた人にとって、Xperia 5は有力な選択肢になりそうだ。Xperia 5は日本でも発売予定なので、続報を待ちたい。
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