楽天モバイルは9月6日、10月に参入を予定している携帯キャリア事業(MNO)のサービスの概要を発表した。10月1日から月額無料の「無料サポータープログラム」でトラフィックの様子を見た上で、ネット(Web)、店舗という順序で契約受け付けを拡大していく方針だ。
【更新:14時10分】サービスの概要を追記しました
【更新:14時20分】無料サポータープログラムの詳細を掲載しました
【更新:14時45分】本格サービスの見通しについて追記しました
楽天モバイルのMNOサービスは、「Link」というソフトウェアを使って通話とデータ通信を「極力統合した」(楽天 三木谷浩史社長)ことが特徴。契約には「楽天ID」を必ず取得する必要がある(MVNOサービスでは必須ではなかった)。
対応端末では、原則としてAPN(データ通信の接続先)を設定することなく自動的にデータ通信ができるようになるという。
独自スマートフォンとして、eSIMを搭載する「Rakuten Mini」を発売する。おサイフケータイ(モバイルFeliCa)も利用可能で、重量は約79gだ。先述のLinkアプリもプリインストールする。
正式な料金プランの発表は先送りされるようだが、「最低利用期間と違約金(解約金)は設けない」(山田善久社長)ことと、「(楽天モバイルから発売する)端末を全機種SIMロックフリー」(同)とする。
無料サポータープログラムは月額料金が完全に無料で、2020年3月31日まで提供される。申し込みは10月1日から7日まで受け付け、先述の通り5000人限定で募集する。応募者多数の場合は抽選となる。
申し込み条件は以下の通り。
無料サポータープログラムは事実上のトライアルサービス。「新しい(完全仮想化)ネットワークの様子見」に加えて「他の通信事業者との接続」をチェックする目的を持っている。本格的なサービスの開始時期は明言されていない。
楽天の三木谷浩史社長は、本格サービスの開始を「できれば年内に開始したい」としている。料金プランについても「それ(本格サービス開始)の前に発表する」という。
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