今日から始めるモバイル決済

郵便局がキャッシュレス決済を本格導入 2020年2月から順次

» 2019年10月25日 16時20分 公開
[井上翔ITmedia]

 日本郵便は2020年2月から順次、郵便局の窓口においてキャッシュレス決済を導入する。第1弾として、同年2月3日に全国の65局で導入し、同年5月までに全国の約8500局で導入される予定だ。

案内 日本郵便の案内ページ

対応する支払いとキャッシュレス決済方法

 郵便局でのキャッシュレス決済は、以下の代金の支払いで利用できる。

  • 郵便料金や荷物(ゆうパックなど)の運賃
  • 切手、はがき、レターパックなどの販売品(印紙を除く)
  • カタログや店頭で販売している物販商品

 対応するキャッシュレス決済は以下の通り。

クレジットカード/デビットカード/プリペイドカード

 クレジットカード/デビットカード/プリペイドカードは、以下のブランドを利用できる。カードが対応していれば、NFCによる非接触(コンタクトレス)取引も可能だ。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • UnionPay(銀聯)
クレジットカード 対応するクレジットカード/デビットカード/プリペイドカード

FeliCaを利用した非接触決済

 FeliCaを利用した非接触決済は、以下のブランドのものを利用できる。

  • iD
  • QUICPay/QUICPay+
  • WAON
  • 交通系電子マネー(Kitaka、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
FeliCa 対応するFeliCa非接触決済

スマホ(コード)決済

 スマートフォンを用いたコード決済は、以下のブランドのものを利用できる。

  • ゆうちょPay
  • Amazon Pay
  • au PAY
  • d払い
  • LINE Pay
  • メルペイ
  • Origami Pay
  • PayPay
  • 楽天Pay(アプリ決済)
  • Alipay(支付宝)
  • WeChat Pay(微信支付)
スマホ決済 対応するコード決済

パナソニック製のモバイル決済端末を利用

 郵便局のキャッシュレス決済は、郵便局のPOSレジとパナソニック製のモバイル決済端末をBluetoothで連携することで行う。

 モバイル決済端末はLTE通信機能を備えている。LTE回線でインターネットに接続し、決済センターにアクセス。そこから決済ブランドに応じたアクワイヤラー(決済取扱事業者)に接続し、決済処理を行う仕組みとなっている。

イメージ 郵便局での利用イメージ
スキーム 決済のスキーム

対応郵便局

 2020年2月3日からキャッシュレス決済を利用できる郵便局は、各都道府県に最低1局は存在する。都道府県庁所在地にある「中央郵便局」が中心だが、一部の県ではそうではないケースもある。キャッシュレス決済の利用率が高いと思われる埼玉県、千葉県、東京都や神奈川県では、複数の局で対応する。

 同年5月から対応する局も含め、キャッシュレス決済対応に対応する郵便局の一覧は、日本郵便のWebサイトでPDFファイルとして公開されているので、ぜひ確認してみてほしい。

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