iOS 13が出て、当たり前のようにアップデートして、いつも通りiPhoneを触っていて、まあこんな感じだよなー……ん? 何じゃこれー、という感じでびっくりしたのである。写真アプリ。
写真アプリの仕事って、見る→いじる→見せるの3つに集約できるんだけど、「見る」と「いじる」のとこが大きく変わったのだ。
特に「いじる」のとこがすごい。
まずはこの写真を。
こうできちゃうのである。
これは知っとかないと損、というわけで、「見る」と「いじる」を中心に進化点を紹介するのである。
写真アプリって当初から、たくさん撮った写真を「どうやって探すか」「どうやって整理するか」に注力していた。
素直に「カレンダー表記」なんてせず、「モーメント」「コレクション」なんていう「撮影日と撮影場所」を組み合わせて自動的に分類までしてくれていたわけである。でも「モーメント」なんていわれてもピンとこないよね。
それが一気に整理され、素直に「日別」「月別」「年別」になったのだ。やっと!
で、単に日月年別に表示することにしました、じゃないのがミソ。
まず「日別」。その日に撮った写真を表示してくれるのだが、「目玉となる写真は大きく」(どれを大きくするかはアプリが決める)、「似たような写真が続いたら省略」(どれを省略するかはアプリが決める)、が注目すべき点だ。
上の例だと、少し下にスクロールすると最後に「+47」と表示されている。「さらに47枚隠れていますよ」って意味だ。
たくさん撮影した日はスクロールするだけで大変なわけで、その日のダイジェスト……とまではいかないけど、ある程度絞ってくれるのはいい。「+47」をタップすると「すべての写真」表示に切り替わる。
逆に「月別」にすると、1カ月ごとにまとめてくれるのだが、1カ月あればあっちで撮ったりこっちで撮ったりするもの。
1月をいくつかに分けて場所ごとにまとめ、その月、場所の代表的な写真をアプリが決めてタイトル画像にしてくれる。
しかも、「マップを表示」にすると、撮影した場所を地図上に表示してくれる。
これ大事。われわれが写真を探したいときの手掛かりは「いつどこで何を」撮ったかであり、「いつ、どこで」から探せるのはありがたいのである。
ただし、写真に位置情報を付けていないとダメ。当たり前だけど。位置情報をオフにして使っていると、iPhoneで撮影するよさのかなりの部分をスポイルしている。
まあ、位置情報を付けることによるリスクはあるけど、主要SNSは写真を共有するときに位置情報は外してくれるし、写真を共有するときのオプションで「位置情報を含めるかどうか」を指定できるので、リスクは運用で回避できればと思う。
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