楽天モバイルは、無料サポータープログラムの対象製品として、下記の10機種を販売しています(2019年12月9日現在、価格は税別)。
他に、既発売の下記の4機種は、ソフトウェアのアップデートによって楽天回線に対応することが案内されています。
筆者が使っているのは、無料サポーターになったのを機に購入したHUAWEI P30 lite。楽天回線のSIMを挿すだけで、電話は開通。APN(アクセスポイント名)は自動で設定されて、データ通信もできるようになりました。
楽天モバイルは、全ての対応機種を「SIMロックフリーで発売する」としています。筆者は、楽天モバイル(MNO)の無料サポーターとして、「HUAWEI P30 lite」を使っています。楽天モバイルが販売する“キャリアモデル”ですが、SIMロックは掛かっていません。他社のSIMを挿しても使えるSIMロックフリースマホです。実際、このHUAWEI P30 liteでドコモ回線のMVNOのSIMを挿しても使えることを確認済みです。
では、楽天回線のSIMは、周波数帯が対応していれば、他のSIMロックフリースマホに挿しても使えるのでしょうか? 電話はできるのか? ネットにはつながるのか? 手持ちのスマホで試してみました。
まず、「iPhone 11」のSIMロックフリーモデルに楽天のSIMを挿してみました。SIMを認識すると、スターテスバーに「Rakuten」、そして「LTE」という表示が出ました。そのまま使えるのでは? と期待したのですが、電話は発着信できませんでした。しかし、何の設定をすることもなく、インターネットにはつながりました。
次に、筆者が使っているHUAWEI P30 liteの前モデルにあたる「HUAWEI P20 lite」で試してみました。同じHuawei製のSIMロックフリーモデルだし、もしかしたら電話もつながるのでは? そんな淡い期待を抱いて、SIMを挿してみました。
楽天モバイルのWebサイトには、ソフトウェアのアップデートで対応するHuaweiの機種について「ビルド番号のカッコ内の最初の4桁が『C635』の製品が対応します」と書かれていました。筆者が持つHUAWEI P20 liteも「C635」でした。
SIMを挿すと、すぐに「Rakuten」という表示が出ましたが、電話やデータ通信ができず、しばらくすると圏外表示になり、「緊急通報のみ」になってしまいました。一応、何度か再起動してみましたが、使える状態にはなりませんでした。
そこで、APN設定を確認し、HUAWEI P30 liteに自動設定される場合と同じ設定を追加し、それを選択してみました。しばらくすると、4Gの電波ピクトが表示され、データ通信も行えました。ただし、電話は発着信できませんでした。
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