韓国LG Electronicsは4月12日(現地時間)、新たなブランド戦略の下、モデル名での英数字採用を止め、次期端末の名称を「LG VELVET」とすると発表した。
「最近のスマートフォンはどれも似通っていて、スペックだけでは区別が難しくなっている」とし、デザインと“感触(tactile)”を強調することで差別化していく新たなブランド戦略を採るという。LG VELVET(velvetはビロードのこと)はその第一弾になる。この名称は、「光沢のある滑らかさと柔らかなデザイン」という新端末の特徴を体現するものだという。
LG VELVETの発表時期やスペックはまだ不明(同社は5月にフラグシップ端末を発表することが多い)だが、9日に「次期スマートフォンのデザイン」として、「レインドロップ」カメラと「3Dアークデザイン」のコンセプト画像を披露した。
レインドロップとは、雨だれのこと。背面カメラの配置が雨だれのような形になっていることを指すようだ。3Dアークデザインは、角や縁が曲線を描く筐体デザインのことだろう。
LGだけではないが、スマートフォンのモデル名は英数字の組み合わせが多く、製品イメージを想起しにくい。LGの場合は例えば「V30+」「LG style 3」などがある。LG VELVETに続くラインアップをどのように展開していくのかはまだ不明だが、覚えやすくなりそうではある。
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