米Googleは6月1日(現地時間)、Pixelシリーズに新しい睡眠サポート機能を追加した。これらの機能は、今夏には他のAndroid端末でも利用できるようになる見込みだ。
Pixelシリーズを含む一部のAndroid端末で利用できる「Digital Wellbeing」にある「おやすみ時間モード」機能の設定方法が改善された。これは、あらかじめ設定しておいた就寝時間になると端末の音をミュートし、画面をモノクロに切り替える機能だ。
[設定]→[Digital Wellbeingと保護者による使用制限]→[おやすみ時間モード]で、「スケジュールに基づく」を有効にすると、「時計」アプリに新たに追加された「おやすみ時間」タブ(後述)で設定した就寝時間中は自動的におやすみ時間モードになる。
「時計」アプリに新たな「おやすみ時間」タブが追加された。ユーザーの睡眠をサポートする様々な機能がこのタブにまとまっている。
「アラーム」タブでもできる目覚ましの設定に加え、就寝時間の設定もでき、その設定で何時間睡眠できるかが表示される。また、設定した就寝時間の15分前(あるいは30分前、45分前、1時間前、オフから選択可能)になるとそろそろ寝る時間だというリマインダーを表示する設定もできる。
さらに、これまでPixel Standに設置したPixel 3以降の端末だけが対応していた「めざましディスプレイ」がスタンドなしで他のモデルでも利用できるようになった。
また、就寝時に合うサウンド(「波」「深宇宙」「黙想」)やYouTube Music、Spotifyの音楽を流す設定もできる。設定しておくと、リマインダーに音楽を開始するボタンが表示される。
Digital Wellbeingを有効にしている場合は、設定した就寝時間より遅くまで端末を使い続けたり、就寝時間中に端末を使うと、その超過時間と使ったアプリが表示される。
Pixelシリーズ向けには同日、月例セキュリティアップデートが公開された。筆者のPixel 4では、このアップデートを適用した後、機能が利用できるようになった。
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