「iPhone SE(第2世代)」を分解して分かった“4年分の進化” iPhone 8と共通の部品もバラして見ずにはいられない(2/2 ページ)

» 2020年06月07日 06時00分 公開
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 液晶パネルはジャパンディスプレイ製品と推定。iPhone 8ではディスプレイの裏側に指でグッと押し込むと反応する3D Touchを搭載していたが、本機には搭載されていない

iPhone SE(第2世代) ディスプレイは4.7型液晶を搭載

 タイミングデバイスは4個。無線LANモジュール内にも1個搭載していると推定され、合計5個。iPhone 8では米SiTimeのMEMS技術によるタイミングデバイスが搭載されていたが、本機では全て水晶ベースになった

iPhone SE(第2世代) 一定の周期で電子機器のクロック信号を送り出すタイミングデバイスについて
iPhone SE(第2世代) マイクは4個。1個は通話用。残りはノイズキャンセリング用と推定される

 初号機と比較すると、部品点数は初号機が1127個、2号機が1532個で、増加分の大半が通信機能増強に伴う受動部品の増加と、電源制御の分散化に伴う電源ICの増加などによるものである。

 毎年のリリースとなると変化が小さい場合もあるが、4年ぶりとなると、機体だけではなくスマホを支えるサービスの変遷なども組み込んで考える機会となる。今回の調査で見えたのは、自撮カメラのパワーアップと、Wi-Fi 6対応など高速通信を支える部品の増加であった。

新型コロナウイルスの影響

 iPhone SE(第2世代)の量産は2019年12月にスタート予定だったという点で識者の見解は一致している。新型コロナウイルス感染症の発生後、2020年1月はほとんど生産が止まり、本格的な量産は2月から開始され、4月末までに約850万台が生産された。サプライチェーンに詳しいアナリストによれば、量産数の遅れは2週間とのことである。初号機の発売はiPadなどと一緒だったが、今回はiPadの発売より2週間ほど遅れての発売となり、量産2週間遅れを裏付けている。

 現在のところ、量産遅れは2週間を維持しており、2020年秋に発売予定のiPhoneは、通常9月下旬の発売が10月以降になると見込まれる。

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