「iPadOS 14」発表 「ユニバーサル検索」やApple Pencilの手書き対応などWWDC20

» 2020年06月23日 11時41分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleは6月22日(現地時間)、オンラインでの開催となった開発者向け会議「WWDC20」で、iPad向けの新OS「iPadOS 14」を発表した。デベロッパープレビューを同日に配布し、パブリックβを2020年7月に配布する予定。一般ユーザー向けには2020年秋にリリースする。

 ipad iPadOS 14の新機能

 サポートするのは以下のモデルだ。

  • iPad Pro(12.9型、2020)
  • iPad Pro(11型、2020)
  • iPad Pro(12.9型、2019)
  • iPad Pro(12.9型、2019)
  • iPad Pro(12.9型、2018)
  • iPad Pro(12.9型、2017)
  • iPad Pro(10.5型、2017)
  • iPad Pro(9.7型)
  • iPad(第7世代)
  • iPad(第6世代)
  • iPad(第5世代)
  • iPad mini(第5世代)
  • iPad mini 4
  • iPad Air(第3世代)
  • iPad Air 2

 iPhoneの新OS「iOS 14」と重なる新機能も多いが、タブレットの大画面向きの独自新機能もある。

「写真」、「ミュージック」、「カレンダー」などの「サイドバー」

 写真、ミュージック、ファイル、ノート、カレンダーアプリの画面左側に「サイドバー」と呼ばれるツールが追加される。ここにナビゲーションがまとまり、アプリ内のセクション間を簡単に移動できるようになる。

 ipados 2 サイドバー

一から再構築した「ユニバーサル検索」

 一から再構築したという「ユニバーサル検索」機能は、アプリのランチャーとして使ったり、連絡先やドキュメントを検索したり、任意のアプリ内を検索したりできる。アプリ上に検索バーをポップアップさせるデザインが新しい。アプリを離れずに、どこからでも検索できる。

 ipados 3 ユニバーサル検索

Apple Pencilの手書き入力サポートとスマートセレクション

 Apple Pencilで文字を手書きすると、「Scribble」でそれをテキストに変換する機能が付く。デモでは、英語の他、中国語もサポートしていた。iMessageでの返信やSafariでの検索などが手書き入力でできる。

 スマートセレクションは、図と文字の違いをAIが判断し、混在する画面から手書きテキストを簡単に選択する機能。選択したテキストを別のドキュメントにペーストできる。また、形状認識により、手書きでも幾何学的な形を描画できる。


 この他、拡張プライバシー機能、ホーム画面に追加できるウィジェット、「メッセージ」の新機能、Siriや通話着信の小窓表示、「マップ」の新機能などはiOS 14の記事を参照されたい。

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