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マイナポイントでどの決済サービスを選べばいい? 主要サービスの特典まとめ(2/4 ページ)

» 2020年07月25日 10時33分 公開
[小山安博ITmedia]

各サービスのキャンペーンをまとめる

 こうした多くのマイナポイント事業参加サービスの中で、どれを選ぶべきか。選択できるのは1つだけで、変更もできないため、慎重に選ぶ必要がある。選択基準としては何を求めるかによるが、今回は各サービスのマイナポイントに関連したキャンペーンを紹介してみたい。その中に、普段使うサービスがあれば、それを選択するといいだろう。

マイナポイント マイナポイント関連の特典一覧

ゆうちょPay

 「ゆうちょPay」は、決済時に口座からの直接引き落とすためチャージ機能はなく、購入金額の25%がマイナポイント(ゆうちょPayポイント)として還元される。もともと利用金額に対するポイント付与もなく、マイナポイント事業で新設された形だ。取得したゆうちょPayポイントは1ポイント1円として買い物などで利用できる。

 キャンペーンとしては2種類。キャンペーン期間中(7月1日〜年8月31日)にゆうちょPayを新規にダウンロードして、口座登録まで完了した人に500ポイントをプレゼント。

 それに加えて、キャンペーン期間中(7月1日〜2021年3月31日)にマイナポイントにゆうちょPayを選択して申し込みが完了すれば1500ポイントを提供する。7月以降に初めて利用する人なら最大2000ポイント、継続利用者も1500ポイントが追加で付与される。マイナポイントと合わせると合計では最大7000ポイントが取得できる。

 獲得したポイントの有効期限は、ポイントが付与された日から1年間。

LINE Pay

 「LINE Pay」は、過去のポイント獲得履歴に応じた「マイランク」によって還元率が変わり、最大3%の還元となる。マイナポイントで選択すると、この通常の還元に加えて利用金額の25%(最大28%)が還元される。

マイナポイント LINE Payのマイナポイント事業ではクーポンが必ずもらえる

 マイナポイントにLINE Payを登録すれば、支払いごとに25%分のLINEポイントが還元される。あるいは、「Visa LINE Payカード」の発行を受けて、LINE Payにクレジットカードとして登録し、「チャージ&ペイ」で支払う設定にしてもよい。

 マイランクは過去6カ月で100ポイント獲得すればシルバー(1.5%還元)、500ポイントでゴールド(2%)、5000ポイントでプラチナ(3%還元)となる。プラチナになるにはVisa LINE Payカードの設定が必要だ。

 既にこの設定をしていれば、2万円を使った場合、25%での還元額は5000ポイントになるため、一発でプラチナまでマイランクを上げられる。チャージ&ペイの設定をしていれば利用金額に応じてポイントが付与され、マイナポイントの25%に追加で加算されるため、例えばプラチナだと28%の還元となる。2万円の買い物をすると、マイナポイント分の5000ポイントにプラチナランクの600ポイント(3%)を加算した5600ポイントが付与されることになる。

 これはもちろん、マイナポイントの前にマイランクがプラチナになっていた場合だ。8月中にランクがプラチナになれば、9月以降、最大28%のポイント還元になる、というわけだ。

 キャンペーンではさらにクーポンも追加配布される。クーポンはチャージ&ペイ設定をしていない場合でも配布されるが、マイランクによって配布されるクーポンの数が変わり、シルバーで3枚だったものがプラチナだと10枚に増える。

 マイナポイントにLINE Payを選択すると、クーポンがマイランク分からさらに5枚ずつ、毎月追加される。期間は3カ月間。シルバーだったらクーポンが3枚に5枚プラスされた8枚になり、プラチナだと15枚になる。複数の店で細かく買い物するのに使う場合に特に効果が高い。

 申込期限は8月25日まで。7月25日までに申し込むとクーポンのダウンロード・利用期限は8月1日〜11月1日、7月26日〜8月25日の申し込みだと9月1日から12月1日まで。

 LINEポイントの有効期限は180日間だが、新たにポイントを追加すると自動的に有効期限が延長されるため、LINE Payを使い続ければ無制限に期限が延びる。

メルペイ

 「メルペイ」では、チャージしてのメルカリ残高払いや、後払いのメルカリスマート払いが特徴のコード決済サービス。マイナポイント事業では、購入金額に対して25%のポイントでの還元が行われる。

 メルペイでは複数の決済手段が選べるが、Apple Payでの支払いは対象外となる。残高払い、メルペイスマート払い、ポイント払いで、コード決済・iD・メルカリでの決済・ネット決済が対象だ。

 キャンペーンとしては、マイナポイントでメルペイを選択した上でメルペイの本人確認を完了したら、メルカリの購入に対して5%(最大1000ポイント)を付与する。メルカリ内で2万円分購入したら、マイナポイントと合わせて30%(6000ポイント)が付与される形だ。

 さらに、7月15日〜8月31日にマイナポイントを申し込んで、メルペイ残高へチャージすると、その金額に応じて最大10%のポイントを加算するキャンペーンも用意。1000〜1999円だと100ポイント、2000円台だと200ポイントといった具合で加算され、1万円以上だと1000ポイントが加算。9月10日までにポイントが付与される。

 メルペイではポイント払いもマイナポイントの対象なので、2万円分を購入する場合、実質1万9000円(+1000P)で購入でき、メルカリなら30%分の6000ポイント、それ以外でも25%分の5000ポイントが獲得できる。ポイントを使わなければ、メルカリ購入でマイナポイントと合わせて最大7000ポイントが付与されることになる。

 抽選キャンペーンとしては、マイナポイントへの申し込みだけで抽選に参加でき、1等は1000万相当のポイント(1人)、2等は100万ポイント(10人)、3等は5万ポイント(150人)、4等は5000ポイント(1500人)、5等は500ポイント(13万人)と、13万1661人に総額1億ポイントをプレゼントする山分けキャンペーンも同時開催する。

 ポイントの有効期限は付与日から120日間。

FamiPay

 ファミリーマートのコード決済「FamiPay」は、先着制のキャンペーンを実施。FamiPay残高に対し、店頭での現金、クレジットカードのファミマTカード、銀行口座でのチャージをした先着10万人に対してFamiPayボーナス500ポイントをプレゼントする。

 キャンペーン期間は7月1日から9月30日までで、7月中に申し込めば8月中旬に、8月なら9月中旬に、9月なら10月中旬に、それぞれ付与される。

 マイナポイントは、9月1日以降の残高チャージに対して付与されるので、前記の手段でチャージすると、それに対して25%分のFamiPay残高が付与される。2万円をチャージすれば、2万5000円分がチャージされることになる。ただし、マイナポイントの付与は「3日以内に付与」となっており、リアルタイムではないようだ。

 なお、キャンペーンで付与された500ポイントをはじめ、FamiPayボーナスからのチャージは付与対象外。付与されたFamiPay残高の有効期限は設けられていないが、FamiPayボーナスの有効期限は付与された月を含めた6カ月後の月末だ。

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