今日から始めるモバイル決済

マイナポイントでどの決済サービスを選べばいい? 主要サービスの特典まとめ(3/4 ページ)

» 2020年07月25日 10時33分 公開
[小山安博ITmedia]

au PAY

 auの決済サービスは、コード決済の「au PAY」とクレジットカードの「au PAYカード」があり、そのどちらもマイナポイントの対象となっている。au PAYの場合は、チャージしたau PAY残高に対して25%の還元を行うため、2万円チャージすれば2万5000円の残高になる。付与はチャージする都度行われる。au PAYカードは、購入金額に対して翌月下旬に25%分のポイントをau PAY残高に付与する。

 さらに、マイナポイント還元額の20%の残高を追加付与する。上限は1000円なので、マイナポイントと同じ2万円分だ。つまり、au PAYであれば2万円をチャージすると2万6000円になる。ただし、付与は翌月下旬になる。

 ポイントはau PAY残高で付与されるため有効期限はない。

NTTドコモ(d払い・dカード)

 ドコモの決済サービスもコード決済の「d払い」とクレジットカードの「dカード」が提供されており、いずれもマイナポイントの対象。さらにd払いは購入時とチャージ時でもマイナポイントの対象にするかを選べるが、選択できるのは1つだけなので、事前に選ぶ必要がある。

 d払いの場合、決済ごとに25%の還元を受けるか、チャージ時の25%還元を選ぶ。dカードの場合も決済ごとに25%還元。いずれもdポイントとして還元される。d払いの場合、2万円をチャージするとdポイント5000ポイントが付与され、実質的に2万5000円分の買い物ができる。

 d払いでは、キャンペーンとして2500円分のdポイントが提供される(計7500ポイント)。dカードの場合は500円分のdポイントだ。申し込みの翌々月に付与される。キャンペーン分のポイントの有効期限は3カ月。キャンペーンの登録期間は7月1日から9月30日まで。

 マイナポイントとして付与されるdポイントの有効期限は48カ月となっている。

マイナポイント 合計7500ポイントが付与されるd払い

PayPay

 「PayPay」は、チャージ時と決済時のそれぞれがマイナポイントの対象なので、どちらか一方を選択する必要がある。いずれもPayPayボーナスとしての還元となる。チャージの場合はPayPayボーナスが5000ポイント加算され、チャージ残高と合わせて支払いができるので、一度に2万5000円分の買い物が可能だ。

マイナポイント 抽選で100万円相当が当たるキャンペーンのPayPay

 キャンペーンとしては、マイナポイントに登録すると抽選で総額1億円相当をプレゼントする。1等は100万円(10人)、2等は5万円(150人)、3等は5000円(1500人)、4等は500円(15万人)の計15万1660人が対象だ。キャンペーン期間は7月1日から8月31日まで。

 これに加え、PayPayが実施している地方自治体とのキャンペーンでもマイナポイントを利用している。北海道厚真町や滋賀県では、マイナポイントでPayPayを選択すると、対象店舗での決済に対してPayPayボーナス5%を追加付与するキャンペーンも実施する。付与上限は1000円分なので、マイナポイントと同じ2万円分の支払いに対して付与される。

 付与されたPayPayボーナスの有効期限はない。

J-Coin Pay

 みずほ銀行のコード決済サービス「J-Coin Pay」。みずほ銀行や多くの地方銀行などの口座から残高をチャージして決済に利用できる。特にポイント機能はないため、マイナポイント事業では、付与されたポイントは自動的に残高に変換される。ただし、ポイントの付与は決済から30日後になる。

 キャンペーンとしては、7月1日から2021年3月31日までにJ-Coin Payをマイナポイント事業で申し込むと、500円がプレゼントされる。

Suica

 電子マネーのSuicaは、チャージ金額に対して25%分のJRE POINTを還元する。JRE POINTにSuicaを登録する必要があり、無記名のSuicaや記念Suicaは対象外だ。Suicaを登録した上でマイナポイントに登録をすれば、チャージ金額に対して還元が行われる。受け取ったポイントは買い物に使ったりSuicaにチャージしたりといった使い方ができる。

マイナポイント チャージでポイントが1000ポイント余計にもらえるSuica

 キャンペーンでは、マイナポイントにSuicaを登録することでJREポイントを1000ポイント追加で付与する。7〜9月の間に登録すると10月上旬以降、それ以降は翌月上旬以降にポイントを付与する。

 さらにSuicaチャージにビューカードを利用して2万円以上をチャージすると抽選で2500人にJRE POINTを2000ポイント付与するキャンペーンも同時開催。ただし、ポイント付与は2021年5月中旬以降となっている。

 JRE POINTの有効期限は2年だが、ポイントの獲得・利用で期限は延長される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月18日 更新
  1. 資さんうどんが「PayPay」の取り扱いを停止 他のキャッシュレス決済は引き続き利用可能 (2025年12月16日)
  2. なぜ? U-NEXTが自ら「U-NEXT MOBILE」を立ち上げた理由 20GB実質300円、ワンプラン、eSIMのみの狙い (2025年12月17日)
  3. 総務省が「SIMのみ契約」のMNP優遇を問題視 端末値引きは規制緩和の可能性も? (2025年12月17日)
  4. 500ポイントもらえる「東京アプリ」のテストに参加する方法は? 1.1万円相当のポイント付与に向けた最終検証がスタート (2025年12月15日)
  5. ドコモ、“スマホ新法”の詳細は「公取委に問い合わせて」 施行前に自社サイトで案内 (2025年12月15日)
  6. Apple Watchいらず、iPhone単体でフィットネスの「ワークアウト」を測定する方法は? (2025年12月17日)
  7. スマホ新法は「オープンなAndroidエコシステム」と矛盾しない Googleが高く評価する理由 (2025年12月18日)
  8. テスラの車載Wi-Fiをワイモバイルの“子回線”と“バッテリーレス”ルーターを活用して“安く”構築した話 (2025年12月17日)
  9. 待望のおサイフケータイ対応、OPPO最高峰「Find X9」が示すスペックを超えた体験価値 (2025年12月16日)
  10. 通話も録音できるAI要約・文字起こし対応レコーダー「Notta Memo」がタイムセールで1万6992円に (2025年12月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー