世界初のジンバル内蔵スマホ、Vivo「X50 Pro」なら手ブレのない動画が撮れる山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2020年11月09日 11時22分 公開
[山根康宏ITmedia]

 中国メーカーのスマートフォンはコスパの高さだけが特徴ではありません。新しい機能も積極的に取り入れているのです。Vivoの「X50 Pro」も世界初のカメラを搭載したモデル。スマートフォンという薄いボディーのカメラモジュールの中にジンバルを内蔵しています。

Vivo X50 Pro カメラにジンバルを内蔵したスマートフォン、Vivo「X50 Pro」

 X50 Proは6.56型(1080×2376ピクセル)ディスプレイに、プロセッサはSnapdragon 765Gを搭載。メモリ8GB+ストレージ128GBモデルが4298元(約6万7000円)です。中国国内ではこの価格は他社の同スペックモデルと比較してやや高めですが、カメラ部分で大きな差をつけているのです。インカメラは3200万画素、パンチホールは他社製品より小さくなっています。

Vivo X50 Pro Snapdragon 765G搭載のミドルハイレンジモデル。インカメラの穴はやや小さい

 本体側面は表、裏のどちらも角を落としたエッジ形状。72.8(幅)×158.5(高さ)×8(奥行き)mmと十分片手で持てる大きさです。

Vivo X50 Pro 本体サイズは最近のスマートフォンとしては一般的、片手で無理なく保持できる

 背面は表層が半透明なガラス仕上げで指紋の跡が付きにくく、そのガラスの下に別の色が隠されているような独特の雰囲気を出しています。「VIVO」のロゴが浮き上がっているように見えるのもちょっとおしゃれ。カメラは4つですが、ペリスコープカメラだけが最下部に独立したように配置されています。

Vivo X50 Pro 半透明仕上げの背面は指紋も付きにくい

 側面から見るとカメラ部分が若干出っ張っていますが、メインの3つのカメラに比べ最下段にあるペリスコープカメラの出っ張りが少なくなっています。全体を同じ高さにするとカメラ部分の出っ張りがより目立ってしまうため、このようなデザインにしているのでしょう。

Vivo X50 Pro カメラ部分の出っ張りは2段になっている

 カメラは3つが同じサイズではなく、4800万画素の広角カメラだけが大きく最上段に位置しています。そしてこのカメラにジンバルが内蔵されているのです。ジンバルは5軸で一般的なスマートフォンの3倍の手ブレ補正性能を有するとのこと。こんな小さなスペースにジンバルを入れるとは驚きですが、ジンバルを付けることでモジュールの大きさは5倍になってしまうそうです。

 残りの2つは1300万画素のポートレートと、800万画素の超広角。超広角カメラは2.5cmまで寄れるマクロ機能も備えています。そして最下段に位置しているのが光学5倍のペリスコープ望遠カメラで、デジタルでは60倍まで撮影できます。

Vivo X50 Pro 一番上の大きいカメラは4800万画素でジンバルを内蔵する

 ジンバルは動画撮影時にオンにできます。カメラの動画モードから画面上部にある手のひらアイコンをタップすると「強力手振れ補正」すなわちジンバル機能がオンになります。

Vivo X50 Pro 動画モードでジンバルをオンにできる

 道路などを歩いてみると、確かに手ブレはかなり低減されており、カメラを左右に動かすと本物のジンバルのように動画の方はゆっくりと左右に動いていきます。分離型の一般的なジンバルほどの性能はないでしょうが、ちょっと歩いてVLOGを撮るなんてときには有用でしょう。なお、写真ではジンバルの効果をお伝えできないのが残念です。

Vivo X50 Pro ジンバルをオンにしてビデオを撮影すると、上下左右の手ブレはだいぶ軽減される

 最近のスマートフォンはビデオ録画性能を高めていますが、歩きながら撮影してもブレの無い動画を撮るとなるとどうしてもジンバルが必要です。しかしジンバルは大きいのが欠点。Vivo X50のような超小型ジンバル内蔵カメラはこれからのスマートフォンに必須の機能になっていくかもしれません。

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