米Googleは12月15日(現地時間)、モバイル版「Googleフォト」にロールアウトしていく予定の3つの新機能を紹介した。ユーザーによっては既に使えるものもあるが、Googleは来月(2021年1月)公開するとしている。
「Cinematic photos」は、写真の深度を機械学習で予測し、3D的に表現する。オリジナルの写真にカメラからの深度情報が含まれていなくても立体的な画像を生成し、ズームイン・ズームアウトできるようにする。ユーザーが編集するのではなく、GoogleのAIがCinematic photos向きな写真を選び、生成して「最近のハイライト」で表示するようになる。
「コラージュ」は、Googleフォトアプリの「ユーティリティ」にある既存の機能。複数の写真を選ぶと1枚のページにまとめられる。これまではただ並ぶだけだったが、新機能が追加されると、AIが写真の内容にふさわしいと判断したレイアウトとデザインでコラージュを生成するようになる。下の例の左のコラージュの日付は、AIが自動的に追加したものだ。
「思い出」は、Googleフォトアプリの上部に表示される、「最近のハイライト」などが並ぶコーナーのことだ。ここにはGoogleのAIが選んだ最近のハイライトや1年前、2年前などの写真のスライドショーが並ぶ。ここに新たに、頻繁に撮影する仲間との写真のスライドショーなどが追加される(筆者の場合、夫との2ショットのスライドショーが表示された)。また、「日没」「料理」「ハイキング」など、ユーザーがよくアップロードする写真のスライドショーも表示されるようになる。
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