NTTドコモは8月下旬から、5G/4G(LTE)ネットワークを利用したホームネットワークサービス「home 5G」を開始する。割引前の月額料金は4950円(税込み、以下同)で、同社のスマートフォンなどの料金プランではセット割も提供する。合わせて、シャープ製の専用ホームルーター「home 5G HR01」も発売する予定だ。
【写真追加:19時45分】HR01の写真を追加しました
home 5Gは、ドコモの5GエリアまたはLTE(Xi)エリア内であればどこにでも設置できることが特徴だ。契約時には事務手数料3300円と端末代が必要となるが、契約が完了すればすぐに持ち帰って使えることが魅力である。
ただし、ソフトバンクの「SoftBank Air」と同様に、届け出た住所以外の場所での利用はできないようになっている。設置場所を変更する場合は「My docomo」から住所の変更を届け出る必要がある。
最高通信速度(理論値、以下同)は使用する端末に依存する。home 5G HR01の場合は以下の通りだ。
インターネット回線の通信には月間の通信容量制限はない。ただし、以下のいずれかに当てはまる場合は、他のユーザーよりも通信速度を抑制される場合がある(通信は途切れない)。
さらに、長時間接続や一定時間内の連続接続を行った場合は通信を中断することもある。関係者によると、このあたりのポリシーは「5G向けのギガプランと同等」となる予定だ。
ドコモのギガプラン(※1)を契約している場合、home 5Gを合わせて契約すると「home 5G セット割」を適用できる。割引の内容は「ドコモ光 セット割」と同様で、プランによって以下の金額が月額料金から減額される。
(※1)ギガライト、5Gギガライト、ギガホ プレミア、5Gギガホ プレミア
home 5Gでは、以下のオプションサービスが提供される。いずれも初回申し込みから31日は無料で利用できる。
両サービスを同時に契約したい場合は「home 5G パック」を選択することで、合算の月額料金から165円引きで利用できる。
home 5G HR01は、5G/LTE通信に対応するホームルーターだ。インターネット回線部分(WAN)とWi-Fi(無線LAN)と有線LANの最高通信速度は先述の通りとなる。
Wi-Fi機器は最大64台接続可能となる。機器側が対応していれば、電波を機器側に強く振り向ける「ビームフォーミング」も利用可能だ。有線LAN機器は1台のみ接続できる。
NTTドコモは8月下旬以降に、シャープ製モバイル5Gルーター「Wi-Fi STATION SH-53B」を発売する。
SH-53Bは先代の「Wi-Fi STATION SH-52A」と比べるとコンパクト化が図られており、持ち運びがしやすくなっている。最高通信速度は5Gエリアでは下り4.2Gbps/上り218Mbps、LTEエリアでは下り1.7Gbps/131.3Mbpsだ。
Wi-FiはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax:最大1201Mbps)に対応しており、最大16台の機器を接続できる。USB Type-Cケーブルを使った「USBテザリング」にも対応する。有線LANで接続したい場合は、別売のクレードルを用意する必要がある。
バッテリー容量は4000mAhとなる。
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