米GoogleがGoogle I/O 2021で名称抜きで計画を発表した次期スマートウォッチOSの名称は「Wear OS 3」であることが、同社が7月22日(現地時間)に投稿したコミュニティサイトへの投稿で明らかになった。
Wear OS 3は、Googleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS by Google」と韓国Samsung Electronicsのスマートウォッチ向けOS「Tizen」を統合した新たなOS。バッテリー持続時間が大幅に改善され、アプリの読み込み時間が30%短縮され、アニメーションがなめらかになる見込みだ。
既存のWear OS端末ユーザー向けの22日の投稿では、アップデート可能な製品やそのタイミングについて触れている。
アップデートの展開は「2022年の半ばから後半にかけて」で、対象となるのは中国MobvoiのTicWatchシリーズとFossil Groupが2021年後半に発売する予定の次世代モデルのみ。
また、アップデートするには工場出荷時状態にリセットする必要がある。
なお、Samsungの現行Galaxy Watchが次期OSにアップデートできないことは告知済み。そうしたアップデートできない、あるいはできても(工場出荷時に戻してまで)アップデートを望まないユーザーのために、現行Wear OSでのセキュリティアップデートを最低2年間は維持する。
SamsungはWear OS 3搭載の次期「Galaxy Watch」を「今夏後半にUnpackedイベントで披露する」と予告している(発売時期はまだ不明)。同社は8月11日に製品発表イベントを開催する予定だ。
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