世界を変える5G

防水対応フォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip3 5G」登場 999ドル(約11万700円)から

» 2021年08月11日 23時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Samsung Electronics(サムスン電子)は8月11日、フォルダブルスマートフォンの新モデル「Galaxy Z Flip3 5G」を発表した。一部の市場では8月27日から販売を開始する予定で、米国での想定販売価格は999.99ドル(約11万700円)からとなる。

 なお、この記事で紹介するスペックは「標準仕様」であり、投入先の国や地域によって一部が変更される場合もある。

新モデル Galaxy Z Flip3 5G(Cream)

Galaxy Z Flip3 5Gの概要

 Galaxy Z Flip3 5Gは「Galaxy Flip 5G」の後継モデルで、ボディーの丈夫さを増した上でIPX8等級の防水性能を備えたことが特徴だ。標準ボディーカラーはCream(クリーム)、Green(グリーン)、Lavender(ラベンダー)、Phantom Black(ファントムブラック)の4つで、米国ではWeb直販限定でGray(グレー)、White(ホワイト)、Pink(ピンク)の3色も取りそろえる。

Galaxy Z Flip3 5G Galaxy Z Flip3 5G(LavenderとCream)
Galaxy Z Flip3 5G 標準ボディーカラーは、左からGreen、Cream、Lavender、Phantom Blackの4つを取りそろえる。プロモーション上のメインカラーはCreamのようだ
Galaxy Z Flip3 5G 米国ではWeb直販でWhite(左)、Pink(中央)、Gray(右)の3色も用意される

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 888」を搭載する。メインメモリは8GBで、ストレージはUFS 3.1規格のもので、容量はモデルによって128GBまたは256GBのいずれかを採用している。OSは「Android 11」をプリインストールする。

 折りたたみ可能なメインディスプレイは6.7型のDynamic AMOLED(有機EL)で、解像度はフルHD+(1080×2640ピクセル)、最大リフレッシュレートは120Hzとなっている。

 サブディスプレイは1.9型のSuper AMOLEDで、解像度は512×302ピクセルだ。サブディスプレイのサイズはGalaxy Flip 5Gと比べて約4倍となっており、アウトカメラを使った自撮りの際にファインダー代わりに使いやすくなった。

 ボディーの外周とヒンジ付近は「Armor Aluminum(アーマーアルミニウム)」で保護されており、背面にはCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を採用した。これらにより、特に落下時の衝撃耐性が強化されている。

メインディスプレイ メインディスプレイはフルHD+の6.7型Dynamic AMOLED……と聞くとGalaxy Flip 5Gから変わっていないように思えるが、最大リフレッシュレートが60Hzから120Hzに引き上げられており、よりスムーズな表示に対応した。このイメージ写真では分かりづらいが、画面上部の中央にはインカメラ用のパンチホールがある
セルフィー サブディスプレイは1.9型Super AMOLEDで、先代の1.1型からサイズ的には約4倍となった。アウトカメラの自撮り時のファインダーとしても使える
ヒンジ ヒンジやボディーの外周部にはArmor Aluminumを採用している

 アウトカメラは、約1200万画素の「広角カメラ」(F1.8、デュアルピクセルセンサー、視野角78度、光学式手ブレ補正対応)と、同じく約1200万画素の「超広角カメラ」(F2.2、視野角123度)のデュアル構成となっている。カメラ部分には、Corningのカバーガラス「Gorilla Glass DX」を用いることで耐傷性を高めつつ反射防止性能も確保している。

 インカメラは約1000万画素のシングル構成(F2.4、視野角80度)だ。このモデルでは、先述の通りサブディスプレイとアウトカメラを使った自撮りもできる。状況に応じてインカメラでの自撮りと使い分けて楽しめることが魅力だ。

ハンズフリーセルフィー インカメラはもちろん、アウトカメラでも自撮りができる

 5G通信はNSA(ノンスタンドアロン)、SA(スタンドアロン)のネットワークの両方に対応する。SIMカードはnanoSIM(シングル)とeSIMを利用可能だ。

 ボディーサイズは、折りたたみ時が約72.2(幅)×86.4(高さ)×15.9〜17.1(厚さ)mm、展開時が約72.2(幅)×166(高さ)×6.9(厚さ)mmで、重量は約183gとなる。右側面には電源キーと一体化した指紋センサーを備えている。

 バッテリー容量は3300mAhで、外部接続/充電端子はUSB 3.1 Type-Cとなる。独立したイヤフォン/マイクジャックは備えない。スピーカーは2基(ステレオ)で、「Dolby Atmos」によるサラウンド再生にも対応している。

イメージ画像から ボリュームキーと電源キーは右側面の上方にある。電源キーには指紋センサーも付いている
アクセサリー 純正ケースも複数登場する。写真のように、本体形状を生かしたポップなものも用意されている

Thom Browne Editionも発売へ

 Galaxy Z Flipに続いて、Galaxy Z Flip3 5Gでもニューヨークのファッションブランド「Thom Browne(トム・ブラウン)」とのコラボレーションモデル「Galaxy Z Flip3 5G Thom Browne Edition」が用意される。

 このモデルには、特別カラーの「Galaxy Watch4」「Galaxy Buds2」なども付属する。

Galaxy Z Flip3 5G Thom Browne Edition Galaxy Z Flip3 5G Thom Browne Editionには、特別カラーのGalaxy Z Flip3 5G、Galaxy Watch4、Galaxy Buds2などが付属する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年12月10日 更新
  1. スマートウォッチ「wena 3」、2026年2月末でサービス終了 Suicaも利用不可に (2024年12月09日)
  2. 増え続ける迷惑電話に有効 iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方 (2024年12月09日)
  3. 楽天ペイ、東京都で最大30%還元 12月11日から (2024年12月09日)
  4. 日本通信が「ネオキャリア」に向けて一歩前進 迷惑電話撃退や音声翻訳など、電話機能の拡張も具現化 (2024年12月07日)
  5. 12月26日からスマホ端末が実質値上げに? 半年間の「お試し割」導入も 総務省が改正ガイドラインを公表 (2024年12月09日)
  6. 楽天モバイルの“株主優待SIM”を使ってみた 毎月30GBを1年間、サブ回線の運用に最適 (2024年07月08日)
  7. iPhoneを“視線”で操作する iOS 18の「視線トラッキング」をセットアップする方法 (2024年12月10日)
  8. 血圧計内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2」発売 寝ている間も自動で測定、“仮面高血圧”の発見にも (2024年12月06日)
  9. 前澤友作氏のKABU&モバイルにやまぬ批判 ソフトバンク回線の提供再開も、「SIMカード届かず」「サポートにつながらず」 (2024年12月09日)
  10. 中国版「Xiaomi 15」を試す コンパクトな最新“ライカ監修カメラスマホ”はiPhoneやGalaxyの対抗馬になる存在 (2024年12月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー