既報の通り、KDDIと沖縄セルラー電話(au)は11月上旬、サムスン電子製の折りたたみ可能な(フォルダブル)スマートフォン「Galaxy Z Fold2 5G SCG05」「Galaxy Z Flip2 5G SCG04」を発売する。
先代である「Galaxy Fold SCV44」や「Galaxy Z Flip SCV47」と同様に、国内ではau独占販売となる両機種はどんなモデルとなっているのだろうか。写真と共にチェックしていこう。
両機種共に、ボディーカラーは「ミスティックブロンズ(Mystic Bronze)」のみとなる。海外モデルでは「ミスティックブラック(Mystic Black)」も用意されるが、「国内への投入スピードを優先した」(KDDI担当者)結果、グローバルにおけるメインカラーであるミスティックブロンズ“1色”で発売することになったという。
ハードウェアの基本的な仕様は、両機種共に海外モデルと同様だ。一部の国や地域ではミリ波を含む5G対応が行われるが、au向けの両機種はSub-6(3.7GHz帯)の5Gのみ対応する。5G利用時の最高通信速度(理論値)は下り3.4Gbps、上り183Mbpsとなる。
先述の投入スピードを優先する観点から、両機種はハードウェアのカスタマイズも最小限となっている。そのため、「Galaxy Note20 Ultra SCG06」では追加された「おサイフケータイ」には対応しない。
ただし、海外モデルにはない特徴としてヒンジ部分の「SAMSUNG(サムスン)」ロゴが「Galaxy」ロゴに置き換えられている。
SCG05は、先代のSCV44と比べるとメイン、サブいずれのディスプレイもサイズが大きくなった。
メインディスプレイのサイズは約7.3型の約7.6型に、解像度は1536×2152ピクセルから1768×2208ピクセルにいずれも向上している。SCV44では、画面の右上を切り欠くようにインカメラなどを収納する部分があったが、SCG05ではディスプレイ内のパンチホール(穴)にインカメラが格納される。
筆者個人としては、SCG05のインカメラ実装の方が“スッキリ”していると感じる。ただし、画面の右側に設置されることには変わりないので、左右の“対称性”を重んじる人は間違いなく気になるだろう。
カバー(サブ)ディスプレイのサイズは約4.6型から約6.2型と大幅にサイズアップし、解像度も720×1680ピクセルから816×2260ピクセルと高くなった。SCV44と比べると、狭額縁化がかなり進んだので、カバーディスプレイ使う際の違和感は大幅に軽減されている。
SCG05でも、カバーディスプレイ側にもインカメラがある。画面大型化の影響で、SCV44とは異なり画面上部の中央にあるパンチホールに設置されている。
一方、SCG04のメインディスプレイはフルHD+(1080×2636ピクセル)の約6.7型、カバーディスプレイは300×112ピクセルの1.1型と、先代のSCV47から仕様は変わっていない。
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