Galaxy Flipでは、メインディスプレイを曲げた状態で使える「フレックスモード」が新設された。このモードに対応しているアプリは、折り曲げた状態で使うとそれに最適なUI(ユーザーインタフェース)で表示される。この機能はSCG05に引き継がれた他、新たにSCG04でも利用できるようになった。
SCG05(やSCV47)と同様に、SCG04のフレックスモードも画面の“折り目”に沿ってきれいにマルチウィンドウ表示ができる。標準カメラアプリなど、同モードに対応するアプリではUIも折り目にしっかり沿う。
ただし、ディスプレイの特性上、SCG05のフレックスモードは画面が細長い。ソフトウェアQWERTYキーボードで文字入力をする際は、その細長さが快適さをもたらすだろう。
ちなみに、フレックスモードとほぼ同じ姿勢を取ると、カバーディスプレイ側のインカメラを使った自撮りもしやすい。ただし、カバーディスプレイを使ってカメラを起動し、メインディスプレイに“触れないように”途中まで開く必要がある先代のGalaxy FoldやGalaxy Flipでは、画面を閉じた際の「すき間」が気になった人もいると思う。
残念ながら、今回のSCG04やSCG05でも画面を閉じるとすき間は生じてしまう。“ピッタリ閉じる”ことは構造上難しいようだ。同じく構造上の理由から、防水・耐水や防塵(じん)性能もうたっていない。
SCG04やSCG05では「指紋」と「顔」を使った生体認証に対応する。指紋センサーは両機種共に本体右側に電源キーと一体となったものが設置されている。顔認証はインカメラを使った簡易的なものだ。生体認証を使う場合は、指紋センサーを用いることをお勧めしたい。
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