NTTドコモは2月1日から順次、ネット接続サービス「spモード」において「IPv6シングルスタック方式」の接続を提供する。旧来の「IPv4アドレス」の枯渇への対応策の一環で、対象端末では順次シングルスタック方式による接続に切り替わる予定となっている(※1)。ユーザー側での設定や操作は不要だ。
(※1)接続先の設備によっては、デュアルスタック(IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方が割り当てられる)接続となったり、IPv4アドレスのみ割り当てられる接続となったりすることもあります(ユーザー側で明示的に指定できません)
IPv6シングルスタック接続は、Xi(LTE)または5G契約のspモードにおいて提供される。対応機種は以下の通り。
(※2)「Xperia Ace II SO-41A」と「DIGNOケータイ ベーシック KY-41B」(法人向けモデル)を除く
(※3)ahamoサイトでの販売分は除く
(※4)IMEI(識別番号)が「35797062」で始まる個体を除く
2月1日時点で対象外となる過去の機種でも、今後の状況によってはIPv6シングルスタック方式での接続に対応する(切り替わる)可能性はあるという。
デュアルスタックを含めてIPv6接続に対応する機種(2月1日時点)。現時点で非対応の機種でも、ソフトウェア更新などをきっかけとしてIPv6シングルスタック方式での接続に対応する(切り替わる)可能性もあるようだIPv6シングルスタックでは、端末に「IPv6アドレス」のみを割り当てる接続方式だ。IPv4接続にのみ対応するサイトに接続する場合は、ドコモのネットワーク設備においてアドレス変換が行われる(※5)。
(※5)ドコモでは「DNS64/NAT64」と「464XLAT」の2方式でアドレス変換を実施する(参考リンク)
IPv6シングルスタック方式のネットワーク設備につながった場合、端末はIPv4アドレスのみを持つWebサイトに直接接続できない。そのため、IPv4アドレスへのアクセスがリクエストされた場合はドコモ(spモード)の設備がアドレス変換を行う(出典:IPv6アドレス利用拡大に向けたドコモの取り組み、PDF形式)
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