「iPhone SE(第3世代)」と5万円台前後のAndroidスマホを比較 どれだけ違う?(2/3 ページ)

» 2022年03月29日 13時08分 公開
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FeliCa、防水・防塵、eSIMの違い

 コロナ禍で現金に触れずに買い物をしたり、電車に乗ったりできるキャッシュレス決済サービスの重要度が高まっている。かざして決済が行えるFeliCaの有無も確認しておきたい。今回紹介する4機種のうち、FeliCaが載っていないのはXiaomi 11Tのみ。QRコードもキャッシュレス決済サービスに用いられているが、ほとんどの鉄道やバスはFeliCa(SuicaやPASMO)が使われている。

 水回りやホコリのある環境でスマートフォンを使う可能性があるなら、防水・防塵(じん)の有無もチェックしておくといいだろう。iPhone SE(第3世代)はIP67、AQUOS sense6とGalaxy A52 5GはIP68の防水・防塵に対応している。Xiaomi 11TもIP5Xの防塵には対応しているが、防水はIPX3の防滴にとどまっている。

 また最近では、eSIM対応プランの増加に伴い、対応端末も増えつつある。eSIMは、物理SIMカードのように差し替えなくても、ネットワーク経由で契約者情報を書き換えたり、プランを変更したりできるのが特徴だ。eSIMについてはiPhone SE(第3世代)が対応、AQUOS sense6もドコモ版以外は対応している。

iPhone SE AQUOS sense6 Xiaomi 11T Galaxy A52 5G Xiaomi 11TはFeliCa非対応。同じデザインを採用したXiaomi 11T ProはFeliCaに対応しているため、背面にロゴがある

イヤフォンジャック、ワイヤレス充電、生体認証の違い

 ワイヤレスイヤフォンも浸透しつつあるが、ハイエンドを中心に3.5mmのイヤフォンジャックの搭載が減っている。イヤフォンジャックがあるのはAQUOS sense6とGalaxy A52 5Gのみ、他の2機種は備えない。

 有線の煩わしさから開放されるという点では、ワイヤレス充電も昨今のトレンドとなっている。4機種のうち対応機種はiPhone SE(第3世代)のみ。Xiaomi 11Tは非対応だが、5000mAhと大容量。最大67Wの急速有線充電に対応するため、付属のACアダプターとケーブルを使えば、36分で満充電できるとうたわれている。

 細かいところでは、指紋認証の有無も気になる。別途設定は必要だが、登録した指が指紋認証センサーに触れると、マスクをしたままでもロックを解除できる。

 指紋認証センサーの配置位置は機種によって異なるので下にまとめた。

  • iPhone SE(第3世代):画面の下にあるホームボタンに指紋認証センサーを内蔵
  • AQUOS sense6:ディスプレイに指紋認証センサーを内蔵
  • Galaxy A52 5G:ディスプレイに指紋認証センサーを内蔵
  • Xiaomi 11T:側面の電源キーに指紋認証センサーを内蔵
iPhone SE AQUOS sense6 Xiaomi 11T Galaxy A52 5G AQUOS sense6の指紋認証センサー(画面内指紋認証)は、ロックの解除だけでなく、長押しで決済アプリを起動できる

価格の違い

 4機種の価格は以下の通り。Galaxy A52 5Gはドコモオンラインショップ価格、その他はSIMフリー(ヨドバシ・ドット・コム)価格となる。iPhone SE(第3世代)、AQUOS sense6、Galaxy A52 5Gは、キャリアの端末購入プログラムを利用することで、さらに安価に運用できる。Xiaomi 11TもMVNOによってはさらに安い場合がある。

  • iPhone SE(第3世代):5万7800円〜
  • AQUOS sense6:4万9830円
  • Galaxy A52 5G:5万9400円
  • Xiaomi 11T:5万4800円

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