世界を変える5G

「iPhone SE(第3世代)」は何が変わった? 第2世代とスペックを比較する(1/2 ページ)

» 2022年03月09日 06時19分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 Appleの「iPhone SE(第3世代)」が3月18日に発売される。

 iPhone SE(第3世代)は、第2世代モデルのデザインを継承しつつ、プロセッサ、通信性能、カメラ機能などがバージョンアップしている。ここではiPhone SE(第2世代)との違いを中心に、第3世代で進化したポイントをチェックしていく。

iPhone SE(第3世代) iPhone SE(第3世代)のスペックをiPhone SE(第2世代)やiPhone 8と比較する

外観は見分けがつかないほど同じ

 製品写真を見てもお分かりの通り、iPhone SE(第3世代)の外観は、第2世代と見分けがつかないほど同じだ。4.7型ディスプレイを搭載しており、解像度も750×1334ピクセルで変わらない。

iPhone SE(第3世代) iPhone SE(第2世代)からデザインの変更点はない

 本体サイズも67.3(幅)×138.4(高さ)×7.3(奥行き)mmで全く同じだが、重量は第2世代の148gから4g軽い144gとなった。ボディーは前面と背面がガラス、側面がアルミニウムで構成されている。iPhone 13/13 Proの背面と同じ強度のガラスを両面に採用しており、第2世代よりも頑丈になった。ただし前面のCeramic ShieldはiPhone SE(第3世代)も採用していない。IP67の防水・防塵(じん)性能は第2世代から変わらない。

【訂正:2022年3月12日13時20分 ガラスの記述について、「背面にはiPhone 13/13 Proと同じ強度のガラスを採用」から「iPhone 13/13 Proの背面と同じ強度のガラスを両面に採用」に訂正いたしました。】

iPhone SE(第3世代) ガラスの強度がアップしている

 Touch ID内蔵のホームボタンを搭載している点も、iPhone SE(第2世代)と変わらない。Touch IDは同じく第2世代となっており、指紋認証の精度は同等とみていいだろう。

iPhone SE(第3世代) Touch ID内蔵のホームボタンも継承している

 本体カラーはミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの3色。(PRODUCT)REDは第2世代と同じだが、ミッドナイトとスターライトは第2世代のブラックとホワイトから変更されており、色味が微妙に異なる。

プロセッサがA15 Bionicにバージョンアップ

 プロセッサはiPhone SE(第2世代)のA13 Bionicから、iPhone 13/13 Proと同じA15 Bionicに進化した。A15 Bionicは、2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成されたCPUを搭載。アプリの読み込みなどがさらに高速になり、CPU性能はiPhone 8と比べて1.8倍高速だという。GPUについては4つのコアを備えており、グラフィックス性能はiPhone 8から最大2.2倍、iPhone SE(第2世代)から最大1.2倍高速になるという。機械学習を行う16コアのNeural Engineは毎秒15.8兆の演算を行い、これはiPhone 8の26倍の速さだとしている。

iPhone SE(第3世代) CPUやGPUの性能が向上したA15 Bionicを搭載

 進化したプロセッサとiOS 15の連携により、バッテリー駆動時間も向上。iPhone 8やiPhone SE(第2世代)よりも2時間長い、最大13時間の動画再生が可能になる。音楽再生時間はiPhone SE(第2世代)より10時間長い最大50時間となっている。

新たに5Gに対応

 通信性能では、新たに5Gに対応したことがトピックだ。対応バンドはSub-6のn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79となっており、ミリ波には対応しない。国内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアが取り扱う予定で、4キャリアが運用している5Gの新周波数(n77、n78、n79)は漏れなくカバーしている。SIMはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応している。

iPhone SE(第3世代) 新たに5Gに対応した
iPhone SE(第3世代) iPhone SE(第3世代)の対応バンド

カメラは広角1つのみだが、撮影性能が向上

 カメラは画素数やレンズの数だけを見ると「1200万画素の広角カメラ1つのみ」でiPhone SE(第2世代)と変わらない。ただし、A15 Bionicとの連携によって、いわゆるコンピュテーショナルフォトグラフィーの性能が向上した。

iPhone SE(第3世代) 第2世代と同じシングルカメラだが、撮影性能は向上している

 被写体と背景の色、コントラスト、ノイズにそれぞれ異なる調整を行う「スマートHDR 4」、マルチフレームの画像処理で被写体のパーツごとに画質調整を行う「フォトグラフスタイル」、機械学習によってピクセル単位で画質を最適化する「Deep Fusion」など、iPhone 13シリーズでおなじみの機能が利用可能になった。Deep Fusionとフォトグラフスタイルはインカメラでも利用できる。ただし、暗所を明るく撮影できる「ナイトモード」は第3世代も対応していない。

iPhone SE(第2世代)より8000円高い価格

 Apple直販の価格(税込み)は、64GBが5万7800円、128GBが6万3800円、256GBが7万6800円。事前の予想では「3万円台からになるかも」ともウワサされていたが、予想よりは少し高い印象か。

 iPhone SE(第2世代)の価格は、2020年4月の発売当初は64GBが4万9280円、128GBが5万4780円、256GBが6万6880円で、2021年9月に64GBが4万9800円、128GBが5万5800円に値上げした(256GBは販売終了)。iPhone SE(第2世代)の2021年9月時点の価格と比較すると、iPhone SE(第3世代)は64GBと128GBともに8000円高い。iPhone SE(第2世代)のApple直販モデルはiPhone SE(第3世代)と入れ替わる形で販売終了したが、iPhone SE(第2世代)をこれから手にするには、キャリアや中古販売などのモデルを購入する必要がある。

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