「iPhone SE(第3世代)」発表 A15 Bionic搭載+5G対応でTouch ID継承 5万7800円から

» 2022年03月09日 03時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 Appleは3月18日、新型スマートフォン「iPhone SE(第3世代)」を発売する。米国での販売価格は429ドル(約4万9600円)から、日本での販売価格は5万7800円(税込み)からとなる。販売価格は発売に先駆けて、日本では3月11日22時から販売予約を受け付ける。

【更新:5時40分】Apple Storeにおける販売価格を追記しました。合わせて、本文にも一部追記を行っています

iPhone SE(第3世代) iPhone SE(第3世代)は3色展開
iPhone SE(第3世代)の特徴 iPhone SE(第3世代)の特徴をまとめた図

iPhone SE(第3世代)の概要

 iPhone SE(第3世代)は、「iPhone SE(第2世代)」と同じく「iPhone 8」のボディーデザインを維持しつつ、iPhone 13シリーズと同じ「Apple A15 Bionicチップ」を搭載することで大幅なパフォーマンス向上を果たしたことが特徴だ。5G通信にも対応している。

 ボディーはIP67等級の防塵(じん)性能と防水性能を有しており、カラーは「(PRODUCT)RED」の他、Starlight(スターライト:ホワイト)とMidnight(ミッドナイト:ブラック)を取りそろえる。画面と背面のガラス素材はiPhone 13シリーズと同じものを採用しており、従来よりも丈夫さを増している。サイズは約67.3(幅)×138.4(高さ)×7.3(厚さ)mm、重量は約144gだ。

3色展開 iPhone SE(第3世代)は見た目こそ第2世代とほぼ同じでアウトカメラはシングル構成だが、iPhone 13シリーズと同じガラス素材を採用することで丈夫さを増している

 A15 BionicチップはCPUコアが6基、ニューラルエンジン(機械学習処理エンジン)が16基という構成で、iPhone 8と比べると最大で1.8倍のパフォーマンス改善を図っている。ストレージの容量はは64GB、128GBに加えて256GBも用意した。

 ディスプレイは4.7型のRetina HD Display(IPS液晶)となる。その下部には、Touch ID(指紋センサー付きホームボタン)を備えている。

A15のおかげでできること A15 Bionicチップを搭載することで、カメラ機能における「Live Text」を始めとする機械学習ベースのAI機能が強化された

 アウトカメラは約1200万画素(F1.8)のシングル構成だが、A15 Bionicを活用することで「Smart HDR 4」や「Deep Fusion」を始めとするiPhone 13シリーズで導入/改善された主要な機能を利用できる。

 モバイル通信はSub-6(6GHz以下の帯域)の5Gに対応する。SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアル構成に対応している。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0にも対応する。

カメラ アウトカメラはシングル構成だが、iPhone 13シリーズの主要な映像機能を搭載している

Apple Storeにおける販売価格

 Apple Store(Web/店舗)における販売価格(税込み)は以下の通りとなる。

  • 64GBモデル:5万7800円
  • 128GBモデル:6万3800円
  • 256GBモデル:7万6800円

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