ソフトバンクは4月22日、レノボ・ジャパン製Chromebook「Lenovo 300e Chromebook Gen 3」のCelluar(LTE)モデルを発売する。同社の直営店における販売価格は5万7600円(税込み、以下同)で、同社の「ソフトバンク(SoftBank)」ブランドのスマートフォンと同時購入する場合は1万80円引きとなる。
なお、Lenovo 300e Chromebook Gen 3のコンシューマー向けCelluarモデルは、国内ではソフトバンクの独占販売となる。
Lenovo 300e Chromebook Gen 3は、AMD製APU(GPU統合型CPU)を搭載するコンバーチブル形2in1ノートPCだ。仕様上は文部科学省の「GIGAスクール構想」の推奨スペックを満たしており、2021年5月に教育機関向けのWi-Fi(モバイル通信非搭載)モデルが、同年6月に教育機関向けのCelluarモデルが、同年7月にコンシューマー向けのWi-Fiモデルが登場している。
義務教育課程の公立学校(※1)ではChromebook(Chrome OSを搭載するノートPC)のシェアが比較的高い。しかし、学習用端末を持ち帰って利用できる学校(自治体)は少数派であるがゆえに、家庭においてPCを使う課題をこなせない児童/生徒は少なからず存在すると思われる。
(※1)小学校、中学校、義務教育学校(小学校と中学校を一体化した学校)、中等教育学校(中学校と高等学校を一体化した学校)の前期課程、特別支援学校の小学部と中学部
そのような背景を踏まえて、ソフトバンクは小学生、中学生、高校生を育てている保護者や大学生を主なターゲットに据えてChromebookの取り扱いを決めたようだ。Celluarモデルを選択したのは、同社の4G LTEネットワークを使って外でも通信できるというメリットを付加するためでもあるようだ。
Lenovo 300e Chromebook Gen 3(Celluarモデル)の主な仕様は以下の通り。
(※2)USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応
(※3)Googleが定めた測定法に基づく測定値
Lenovo 300e Chromebook Gen 3(Celluarモデル)は、SoftBank 4G LTEネットワークに対応するLTE通信モジュールを内蔵している。料金プランは、以下のものに対応している。
Lenovo 300e Chromebook Gen 3(Celluarモデル)で利用できるプラン。ソフトバンクのスマホ/ケータイを持っている場合はデータシェアプランを使うと親回線とデータ容量を共有できる
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