新ギミックの“光る半透明スマホ”「Nothing Phone (1)」、英国から日本上陸

» 2022年07月13日 00時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 中国のスマートフォンメーカーOnePlusの共同創業者、カール・ペイ氏が英国で立ち上げた新興企業Nothingは7月13日(日本時間)、新型スマートフォン「Nothing Phone (1)」を発表した。

 販売国は日本、欧州、英国、インド、マレーシア、オーストラリア。7月21日にグローバルでの販売が始まり、日本での発売は8月を予定。価格は6万9800円(税込み)。

Nothing Phone (1) Nothing Phone (1)

 最大の特徴は背面がシースルーになっており、400を超える内部のパーツが見えるようになっていること。精巧なプロセスを要したというこの構造は、主に4層(フレキシブル回路、LEDビーズ、接着剤、フィルム)で構成されている。ニューヨーク地下鉄路線図を手掛けたマッシモ・ヴィネッリ氏などのアーティストからインスピレーションを受けており、数多くの複雑なパーツをきれいに並べたという。

 その中にある厚さわずか0.48mmのミニLED974個が着信、通知と連動して光る仕掛けで、同社はこれを「Glyph interface」と呼称する。例えば、相手によって光る部分を切り替えることができ、誰からの連絡なのかが背面を見てもすぐに分かるようになっている。着信、通知の他にも充電ケーブルを挿した際には白く、動画録画中には小さな赤色LEDが点灯する。

Nothing Phone (1) 背面は透明で400を超える内部のパーツが見える
Nothing Phone (1)の背面LEDが光る様子

 サイドフレームには100%リサイクルされたアルミニウムを、プラスチック部品にはバイオベースかポストコンシューマーリサイクルの材料を50%以上も採用し、環境への配慮もアピールしている。

 背面のカメラモジュールについては「本当に必要な数だけに絞った結果」(同社)デュアル構成となっている。メインカメラは5000万画素のソニーIMX766センサー(1/1.56型)、視野角114度の超広角カメラは5000万画素のサムスン電子JN1センサー(1/2.76型)をそれぞれ採用している。撮影モードはスローモーション、タイムプラス、ポートレート、ナイト、パノラマ、マクロ、エキスパート(マニュアル)を備える。インカメラはソニーIMX471(1/3.1型)の1600万画素となっている。

 ディスプレイは6.55型(1080×2400ピクセル)の有機ELを採用。HDR10+をサポートし、ピーク輝度が1200ニト、タッチサンプリングレートが240Hzとなっている。コンテンツに応じてリフレッシュレートが自動で60Hzから120Hzに変更可能なモードを備える。ベゼル幅は上下左右、均一になっている。

Nothing Phone (1) 6.55型の有機ELディスプレイを搭載する

 プロセッサは米QualcommのSnapdragon 778G Plusを搭載。日本版のメモリは8GB、ストレージは256GB。バッテリー容量は4500mAhで、急速充電の他、30分で50%以上を充電できる。ワイヤレス充電機能、他の端末に給電可能なバッテリーシェア機能も使える。

Nothing Phone (1) Nothing ear (1) をNothing Phone (1)の背面に置けば、ワイヤレスで充電できる

 OSはAndroid 12ベースのNothing OSとなっている。アプリアイコンはAndroidの標準仕様に近いものだが、ウィジェットやメニューの一部はドットで構成されている。また、SNSなどのアプリをプリインストールしない。3年間のOSアップデートが保証され、4年間に渡り2カ月1回のペースでセキュリティパッチが更新される。

 Nothing OSには「クイック設定」からサードパーティ製品を、専用アプリなしでコントロールできる機能も備わる。具体的にはTesla車のドアのロック解除、空調の切り替え、走行可能距離の確認ができる他、AirPodsのバッテリーのステータスを表示できる。

 なお、Google Playでは、Android 11以降のスマートフォンでNothing OSを試せる「Nothing Launcher(Beta)」や、ear (1)のノイズキャンセルと外音取り込みを切り替えることが可能な「ear (1)」が公開されている。

 IP53の防沫・防塵(じん)に対応するが、FeliCaには対応しない。生体認証はディスプレイ指紋認証、インカメラを用いた顔認証に対応する。

 Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoothは5.2まで対応する。SIMについては本体にnano SIMを2枚挿入できる仕様で、DSDS(Dual SIM Dual Standby)に対応する。対応バンドは下記の通り。

  • 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78
  • 4G:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/34/38/39/40/41/66
  • 3G:Band 1/2/4/5/6/8/19

 サイズは75.8(幅)×159.2(高さ)×8.3(厚さ)ミリで、重量は193.5gとなっている。

Nothing Phone (1)
Nothing Phone (1) カラーはブラックとホワイト
Nothing Phone (1) 本体下部にはUSB Type-C、SIMスロットがある
Nothing Phone (1) 本体上部にボタン類はない

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