レジでスマホをカバンやポケットから取り出し、コード決済アプリを立ち上げて、QRコードを表示するこの流れ、面倒だと感じたことはないだろうか。
そこで活用したいのが「ウィジェット」「ショートカット」「Payトリガー」だ。それぞれの設定手順と使い方を紹介する。
ウィジェットならホーム画面に貼り付けておけるため、ウィジェットをワンタップするだけでバーコード/QRコード、スキャン支払い用の画面を表示でき、数あるアプリ一覧からコード決済アプリを探さずに済む。
例えば、iPhoneのホーム画面にPayPayのウィジェットを貼り付けるには、ホーム画面の空きスペースを長押しして、+のマークをタップ。ウィジェット一覧からPayPayを選び、サイズを選ぶ。「残高・支払い」のウィジェットを貼り付けておくと、残高、バーコード/QRコード、読み取り画面の3項目へすぐにアクセスできる。
なお、Android端末ではPayPayのウィジェットが使えない。
コード支払い用ショートカットも活用したい。例えば、au PAYならアプリ起動後に「コード支払い」→「この画面へのショートカットを作成する」の順に設定し、ショートカットをタップすればバーコード/QRコードをすぐに表示できる。
Payトリガーはシャープの2020年冬モデル以降のスマホに搭載されている機能。指紋センサーを長押しすると、ロックを解除するのと同時に、設定したアプリを起動できる。名前こそPayとなっているが、実はコード決済アプリ意外のアプリも指定できる。
「AQUOS R7」「AQUOS R6」「AQUOS zero6」「AQUOS wish」「AQUOS sense6」などでの設定方法は次の通り。
指紋による画面ロック解除後も、指紋センサーの長押しを続けて、任意のアプリを起動するかどうかを設定するには、「設定」→「AQUOSトリック」→「指紋センサーとPayトリガー」→「Payトリガー」の順に進み、有効にする。
指紋センサーの長押しを続けたときに起動するアプリを設定するには、「設定」→「AQUOSトリック」→「指紋センサーとPayトリガー」→「Payトリガー」→「起動アプリ」の順に進み、任意のアプリを選ぶ。
AQUOSトリックではなく、「AQUOS便利機能」から設定する場合は、「AQUOS便利機能」→「便利な操作設定」の順に進み、「電源キー」→「長押しでアプリ起動」を選択し、アプリ一覧から任意のアプリを選ぶ。
このように、機種によって設定方法が異なる点に注意したいが、Payトリガー対応のAQUOSスマホを持っているなら、使わない手はないだろう。
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