iPhone値上げで気になる次期モデルの価格 iPhone 13よりも高価になる?

» 2022年07月28日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 Appleは2022年7月1日、日本国内でのiPhoneを含むApple製品の値上げを実施しました。理由はもちろん、急速に進む円安です。iPhone 13の128GBモデルの場合だと、9万8800円(税込み、以下同)が11万7800円になり、1万9000円と約19%の値上げに。最上位のiPhone 13 Pro Max 1TBモデルは19万4800円から23万4800円へと4万円、約20%の値上げになっています。

 iPhone 13が発売された2021年9月の平均為替レートは約110円。2022年6月の平均為替レートは約134円なので、約20%円安になっています。さすがに20%の円安は企業努力でどうにかなるものではないので、値上げは仕方がないところでしょう。予告なしでいきなりの値上げに踏み切った背景には、転売目的での駆け込み購入を防ぐ目的があったのではないかと考えられます。

 ちなみに、米国での価格はiPhone 13 128GBモデルが799ドル、iPhone 13 Pro Max 1TBモデルが1599ドル。日本での税込み販売価格で考えると、もともと1ドル約124円と約122円で換算されていたものが、どちらも約147円換算になった計算です。為替レートに対して、約10%上乗せした設定になっています。

iPhone 13 AppleがiPhoneの値上げに踏み切った

 Appleでの値上げを受け、楽天は7月6日、NTTドコモとソフトバンクが7月12日、auが7月13日にiPhoneの値上げを発表しています。Apple公式のiPhone 13 mini 128GBモデルは、9万9800円と辛うじて10万円を切りますが、iPhoneは総じて10万円を超えることになります。数年前には、スマートフォンの販売価格について、割賦契約での審査が厳しくなる10万円を超えるかどうかといった話題もあったのですが、今では20万円超えのハイエンドモデルも珍しくなくなり、隔世の感があります。

iPhone 13 値上げ後のAppleや各キャリアのiPhone 13 128GBとiPhone 13 Pro Max 1TBの価格

 こうなると気になるのが、次期iPhone 14(仮)の価格です。これについて、投資会社Wedbush Securitiesのアナリスト、ダン・アイブス(dan ives)氏は英The Sun紙にiPhone 14の価格はiPhone 13よりも100ドル高くなるとの予想を示しています

 iPhone 14シリーズでは、iPhone 12と13では最も廉価だったminiが廃止されるとのうわさもあります。これが事実であれば、最下位モデルが無印のiPhone 14ということになりそうです。ということは、最も安価なモデルはiPhone 14の128GBモデルで899ドルに。値上げ後のiPhone 13と同じく、1ドル147円で計算すると約13万2000円となります。最上位になるであろうiPhone 14 Pro Maxの1TBモデルは、1699ドルで約25万円になる計算です。

 この価格が日本でのiPhone 14シリーズの売れ行きや、iPhoneシェアにどのように影響を与えるのかは気になるところ。iPhone 14を避けて、iPhone SEや中古のiPhone 12/13などに流れる可能性もありそうです。

 もちろん、あくまでも推測なので実際の価格がどうなるかは発表されるまでは分かりません。ただ、今後もしばらくは円安傾向が続きそうなので、今より安くなることは期待できそうにはありません。

 Appleはpaidyと提携して「iPhone 36カ月分割払いオファー」を提供しています。各キャリアの端末購入サポート(いつでもカエドキプログラム、スマホトクするプログラム、新トクするサポート、iPhoneアップグレードプログラムなど)と同様に、24カ月目で下取りに出すと残価の支払いが不要になるというものです。iPhone 14でも提供されるでしょうが、それでも、買い控えや買い替えサイクルの長期化は避けられないかもしれません。

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