と、印象的なところを最初に挙げてみた。
ここからはいつものように行きたい。カメラアプリは超広角から望遠までを感覚的にさっと変更できるようになった。これはすばらしい(※AQUOS R6もAndroid 12では同様のUIで操作できる)。
まずは1.0xで撮影。画像サイズは3968×2976ピクセル(約1100万画素)。青空も濃いし鮮やかだ。AIはオンにしている。
で、1.0xといいながら、レンズ本来の画角は0.7xの方なので続いてはそちらを。
2xは本来の1xである0.7xの約2.8xということになる。ややこしいけど、まあ19mm相当の超広角画像の真ん中あたりを切り出して約1100万画素の画像を作っているのだが、元が4700万画素ということもあり、望遠時は4画素を1つにするモードから、解像度重視のモードに切り替えているため、AQUOS R6の2xよりしっかりした絵になっている。
今回の作例も2xで撮ったものをけっこう多用している。
ちなみに最高で6xとなる。ズーム操作がぐっと分かりやすく使いやすくなったのはうれしい(本来こうあるべきだったのだ)。
さて、この4700万画素のセンサーは4画素を1つとして扱うのがデフォルトであるが、4700万画素の高画素の画像を出力するモードも持っているわけで、AQUOS R7も「その他」にある「ハイレゾ」でそれを使える。
ハイレゾ時はAIやHDRはオフになるが、カメラアプリの機能面では「マニュアル」撮影モードと同じになり、シャッタースピードやフォーカス、ホワイトバランスなどなどを自分で決めることも可能だ。
19mmで撮影したのがこちら。AIが働かないので色はちょっと地味になるけど、7936×5952ピクセルという高解像度で撮れるし、周辺部も含めてディテールの描写もしっかりしている。
RAWで撮ることもできるので、そうすれば後から色や階調も自在にコントロールできる。
さらにいろんなシーンで撮ってみよう。
まずは鉄橋の隙間からのぞく青空。HDRがめちゃ大活躍で、絵で描いたような感じ。0.7xで。
続いて、電車シリーズ。2xで東急世田谷線。これもHDRが効いている。
撮っていて残念だったのはシャッタータイムラグ。ここだ、と思ってシャッターを押しても実際に撮れるまでのタイムラグがイマドキのスマホなのにちょっとバラツキがあるのだ。特に速い被写体のときは注意したい。
こちらは写りは最高にいいんだけど間に合ってない写真。踏切に入る直前くらいでシャッターを押したのだけど。
夕景もAIが働いてきれいに撮れる被写体だ。2xで撮影。AIが夕景と認識してくれて、実に期待した色になってくれた。
花もAIが働いてきれいに撮れてくる被写体だ。
室内の写真へと行こう。
カフェに入ったらテーブルにエノコログサ(ネコジャラシ)が飾られていたので、タッチAFでそこにピントを合わせて撮ってみた。AFもなかなか優秀なのだ。
続いて料理。もちろんAIが料理と認識してくれて、白い食器に惑わされず、全体に明るくて色も鮮やかに撮れてくれた。
寄りたいときは2xにして。
次は猫だ。動物AFも進化したのである。そこでうちの飼い猫かふか。ちゃんと顔にピントが合っていることと、ISO感度が上がっているけど画質はまったく問題ないってのがポイントだ。
そして夜景。夜景モードにして撮影。ハイライト部はHDRでうまくおさえつつ、シャドー部も真っ暗にならない程度に描写されていて、レベルが上がっている。
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