「AQUOS R7」のカメラは「これぞシャープ」といえる仕上がり センサー刷新でR6とは別物に荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2022年08月05日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
AQUOS R7 「AQUOS R7」。レンズ周りのデザインが変わってすっきり精悍(せいかん)になった。ちょっとデカいけど

 シャープのフラグシップ機にして「ほぼデジカメ?」と思われたり思われなかったりする「AQUOS R7」が登場した。先代「AQUOS R6」と同じ1型センサーだし、R7はR6のアップデートモデル? と思う人がいたとしたら、それは違う、少なくともカメラに関しては「全然違う」と言いたい。

 同じ1型センサーを使いながら、R6とR7では写りも使い勝手もかなり違うのだ。特に写りはかなり進化した。

新型のスマホ用1型センサーの威力は

AQUOS R7 カメラ部分のアップ。メインカメラの隣に小さなカメラがあるが、これは測距用だ

 一番違うのはイメージセンサーだ。

 AQUOS R6は「デジカメ用のイメージセンサー」を流用していた。いくらか改良されていたかもしれないけど、基本的に数年前のデジカメ用センサーだ。センサーのアスペクト比は3:2で画素数は約2000万画素。

 それに対してAQUOS R7が搭載したのは、最新技術で開発された新型のモバイル機器用イメージセンサーなのである。大きさは同じ1型ながらアスペクト比は4:3と他のスマートフォンと同じ。ちなみに「1型」(俗に1インチともいうが、センサーの有効面積のサイズではないのでちょっとややこしい)という場合、対角線の長さで決まるので3:2と4:3を比べると、4:3の方が横が短く縦が長い。

AQUOS R7 中央がAQUOS R6、右端がAQUOS R7のセンサー。縦横比が違うのがよく分かる

 で、画素数は4700万画素。

 AQUOS R6は2020万画素のセンサーで約2000万画素の画像サイズで出力していたのに対し、AQUOS R7は4700万画素ながら「クアッドベイヤー」という配列になっており、4画素を1つとして約1100万画素の画像サイズで出力する。

AQUOS R7 AQUOS R7のセンサーは4画素を1つにするクアッドベイヤーで、さらに各画素を2つに分けて位相差AFを行う「OctaPD」を採用。AF性能も上がったのだ

 要するに、デジカメ用センサーの流用から最新のスマホ用センサーになって性能が上がったのである。期待するでしょ。対してレンズはAQUOS R6と基本的に同じ。19mm相当でF1.9のライカレンズだ。

 では実際の写りはどうか。センサーが変わったのも大きいけど、画像処理も変わっていると思う。色が鮮やかになり、HDRもかなり積極的に効かせていてダイナミックレンジの広い写真を撮ってくれるのだ。

 分かりやすいところではこれ。

 あまりに暑い酷暑な真夏の13時半……外出しているんじゃないよってときなのだが、日向があまりに過酷なので鉄橋の下で顔は日陰で暗くなるけどしょうがないかと撮ってみたら、顔はちゃんと明るく撮れているし、背景も白トビせずちゃんと青空も青く出ていて、びっくり。

 デジタル一眼っぽいナチュラルな写りが好きな人には「ちょっと盛りすぎじゃね?」となるかもしれないけど、個人的にはあり、というか、ケータイ時代からシャープのカメラを見てきた身としては、「これでこそシャープ」と思う。

AQUOS R7 19mm相当の0.7xで撮影。日陰で撮ったのに顔も背景も両方ともきれいに撮れていてびっくり

 で、使ってみると、撮影後の処理にかなり時間をかけている。撮影時はイマイチな感じでも、撮ってみるときれいなのだ。

 具体例を挙げる。

 こちらは撮影時のスクリーンショット。日陰にいる人に色や明るさを合わせると、強い陽射しが当たっている背景は真っ白になっちゃうわな。

AQUOS R7 撮影時の画面。日陰で撮っているので背景が真っ白にトンでいる。ああ、やっぱそうなるよね、と撮りながら思った

 そして撮影後に処理を終えたのがこちらだ(撮影直後に再生すると、「処理中です」って出ていることがあるのだ)。

AQUOS R7 撮影後のHDR処理が終わると背景もちゃんと撮れているのだ。かなり頑張っている

 撮影後にわざわざバックグラウンドで時間掛けてHDRの処理をしていることからして、それなりに複雑なことをやっているんだと思う。

 AQUOS R6との違いということでいえば、1年前にAQUOS R6で撮ったカットと同じ場所で撮ったカットを比べてみると分かりやすい。

AQUOS R7 上がAQUOS R6、下がAQUOS R7。R7の方が電話機の緑がきれいに出ていて背景もしっかり写っている

 AQUOS R7の方が色がキレイに出ているし、ハイライトからシャドー部までの幅も広いのが分かる。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  3. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  4. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  5. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  6. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年