そしてもう1つ気に入っている機能がある。
それは「ストライプ」という機能。これも前述のTools同様、ホーム画面からアクセスできるものになるが、Toolsと違うのは決められたアプリではなく、特定の機能やアプリをすぐに呼び出せることだ。ストライプという名の通り、ホーム画面には背景となる壁紙の前面にストライプが表示される。
例えば、そのストライプを上から下に向かってスワイプするとITmediaの記事に、下から上に向かってスワイプするとメールアプリへアクセスできるように設定できる。参考までに呼び出せる機能とアプリを下に記載しておく。
ホーム画面からすぐにこれらを呼び出せるのは便利だが、初めはどのアプリを設定したのか忘れがちで、意図しない機能やアプリを呼び出してしまうことが多々あった。どの機能やアプリをストライプに登録したのか、常に表示してくれると助かる。冒頭のスケージューラーが大画面でこそ生きると述べたが、ストライプはその反対。これはBALMUDA Phoneをはじめとする小型端末でこそ片手でサクッと操作できる機能だと感じた。
ここまでお伝えしたように、アプリや機能によっては大画面、または小さい画面がいい、と感じる。前回の外観、そして今回の中身を総じて評価するなら、BALMUDA Phoneは中身にこそ、バルミューダのいう「体験価値」が隠れている、と筆者は考える。形はアップデート(変形)できないものだが、中身こそ変化して利便性が上がっていく部分だろう。
約11カ月使った感想は、端末を世に送り出して終わりではなく、バルミューダ独自アプリや機能の改善に継続して取り組んでほしいということ。そしてスケージューラーのようにアプリによっては、より大画面の端末で使える環境も整えてほしいと思う。
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