大手キャリアの満足度、LINEMOが総合トップ オンライン/サブブランドのメイン利用が増加傾向

» 2022年10月20日 12時47分 公開

 MMD研究所は、10月20日に「2022年9月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。調査期間は9月17日〜9月22日。

 予備調査では18歳〜69歳の男女4万人、本調査ではMNOを利用している18歳〜69歳の男女2700人を対象とし、本調査の内訳はNTTドコモ、au、ソフトバンク、ahamo、povo、LINEMO、Rakuten UN-LIMIT、Y!mobile、UQ mobileで各300人。

 スマートフォンを所有している3万6535人を対象に、メインで利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ、従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は90.1%に。2022年2月の調査と比べるとオンライン専用プランは1.0ポイント、キャリアサブブランドは1.8ポイント増加し、MVNOを契約している割合は9.9%となった。

MMD研究所 メイン/サブで利用しているスマートフォンの通信サービス

 メイン利用しているスマートフォンでMNOを利用している3万2903人を対象に、MNO各サービス割合の推移を調査した。2022年2月と比べて最も増加したのはUQ mobileの1.4ポイント、次にY!mobileの0.6ポイントとなった。

MMD研究所 MNOの利用率の推移

 オンライン専用プランとキャリアサブブランド、Rakuten UN-LIMITを現在メインで利用している1万1483人を対象に、以前利用していた通信サービスを聞いた。オンライン専用プランでは、ahamoはNTTドコモが72.9%、povoはauが68.2%、LINEMOはソフトバンクが37.1%とそれぞれ最多となった。キャリアサブブランドではY!mobileはソフトバンクが43.8%、UQ mobileはauが53.5%、Rakuten UN-LIMITはMVNOが41.0%で最多となった。

MMD研究所 現在利用している通信サービスを契約する前に利用していた通信サービス

 MNO利用者にサービスの満足度を「料金部門」「サービス部門」「通信品質部門」「顧客サポート部門」の4部門で聞いた。部門トップは、料金部門がLINEMO、サービス部門と顧客サポート部門がY!mobile、通信品質部門がahamoで、総合満足度はLINEMOがトップとなった。

MMD研究所 MNOの部門別満足度

 MNOを利用しているユーザーへ、家族や友人に勧めるかどうかで10点満点の点数をつけるNPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)を算出した。9点から10点をつけた推奨者が16.4%、7点から8点をつけた中立者は39.9%、0点から6点をつけた批判者は43.8%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-27.4となった。サービス別のNPSは、ahamoが-6.3で最も高い結果となった。

MMD研究所 MNOのNPS

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