日米中のスマホアプリ利用比較 日本は有料動画アプリの利用が圧倒的に少ない結果に

» 2022年11月17日 19時07分 公開

 MMD研究所は、11月17日に「日米中3ヶ国都市部スマートフォンユーザー比較調査」の結果を発表した。対象は15歳〜69歳のスマートフォンを所有する男女で、日本(東京、大阪)在住者557人、米国(ニューヨーク州、カリフォルニア州ロサンゼルス、カリフォルニア州サンフランシスコ)在住者562人、中国(北京、上海)在住者552人。

 週に1回以上利用するアプリのジャンルを複数回答で聞いたところ、日本はメッセージアプリが78.1%、メールが63.2%、天気が54.9%、米国は電話が79.9%、メールが79.0%、SNSが69.6%、中国はメッセージアプリが86.8%、電話が72.6%、ネットショッピング(ネットスーパー以外)が65.4%となった。

MMD研究所 週に1回以上利用するアプリのジャンル

 週に1回以上利用しているメッセージアプリ/SNSを複数回答で聞いたところ、日本はLINEが91.2%、Twitterが56.6%、Instagramが45.8%、米国はInstagramが69.0%Facebookが67.5%、Messenger(Facebook Messenger)が50.8%、中国はWeChatが97.4%、Douyinが73.5%、Weiboが48.5%となった。

MMD研究所 週に1回以上利用しているメッセージアプリ/SNS

 音楽再生アプリ(有料/無料含む)を週に1回以上利用している利用者へ、複数回答でアプリを聞いた。日本はSpotifyが34.3%、Amazon Prime Music(Unlimited含む)が27.2%、Apple Musicが24.9%、米国はSpotifyが54.1%、YouTube Music(Premium含む)が42.3%、Apple Musicが35.6%、中国はQQ Musicが63.5%、NetEase Cloud Musicが46.4%、KuGou Musicが41.8%となった。

MMD研究所 現在利用している音楽再生アプリ

 有料で利用している動画再生アプリを聞いたところ、日本はAmazon Prime Videoが38.7%、Netflixが17.6%、YouTube Premiumが8.2%、米国はNetflixが79.2%、Huluが56.0%、Amazon Prime Videoが53.7%、中国はTencent Videoが65.1%、iQIYIが62.1%、YoukuTudouが33.4%。動画再生アプリ(有料/無料含む)を週に1回以上利用しているユーザーのうち、何らかの動画再生アプリを有料で利用している割合は、日本が57.7%、米国が95.4%、中国が90.8%となり、日本が特に低いことが分かった。

MMD研究所 現在有料で利用している動画再生アプリ

 1年間で遊んだモバイルゲームのジャンルを複数回答で聞いたところ、日本はパズルが22.1%、ロールプレイングが12.6%、音楽、リズムが8.8%、米国はパズルが42.9%、アドベンチャーが29.4%、スポーツが25.6%、中国はシューティングが35.5%、ロールプレイングが33.9%、アドベンチャーが23.0%となった。

MMD研究所 1年間で遊んだモバイルゲームのジャンル

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