東海道・山陽・九州・西九州新幹線では、山陽新幹線(新大阪〜博多間)を走行する「500系」以外の全ての車種にコンセントがあります。ただし、設置場所は車種によって異なります。
JR西日本が山陽新幹線のこだま号とひかり号で運用している「700系7000番台」(通称「レールスター」)は、5〜8号車の最前列/最後列の座席と8号車の個室(コンパートメント)にコンセントがあります(※1)。それ以外の座席にはコンセントはありません。
5〜8号車が指定席として運用されている場合、最前列席または最後列席を指定することで確実にコンセントを確保できます。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
(※1)個室の定員は4人(全4室)で、3〜4人でまとまって指定席を利用する場合に追加料金なしで利用できます。予約はみどりの窓口と旅行会社の窓口でのみ受け付けています(係員対応機能のない指定席券売機や「エクスプレス予約」「スマートEX」を含むネット予約サービスでは予約できません)。なお、全車両自由席設定の列車では個室を利用できません
JR九州が九州新幹線(博多〜鹿児島中央感)のつばめ号とさくら号で運用している「800系」は、全車両の最前列/最後列の座席にコンセントがあります。指定席となっている号車では、最前列席または最後列席を指定することで確実にコンセントを確保できます。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
JR東海とJR西日本が保有する東海道・山陽新幹線向けの「N700系」(16両編成:通称「N700A」)と、JR西日本とJR九州が保有する山陽・九州新幹線向けの「N700系」(8両編成)は、普通車なら最前列/最後列の座席または窓際の壁に、グリーン車なら全座席にコンセントがあります。
乗車する列車がN700系だと分かっている場合、普通車なら最前列/最後列または窓側の座席(※2)を確保できればコンセントを利用可能です。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
グリーン車は、どの座席も肘掛けにコンセントがあります。最後列でもケーブルの取り回しのことを考える必要はありません。
N700系普通車の「窓側」の座席は以下の通りです。
JR東海とJR西日本が保有する東海道・山陽新幹線向けの「N700S系」(16両編成)と、JR九州が保有する西九州新幹線用のN700S系(6両編成)は、全車両の全座席の肘掛けにコンセントがあります。座席を確保さえできれば、コンセントも確保できます。
ただし、コンセントは肘掛けにあるため、ACアダプターの形状によっては自重によってズリ落ちてしまったり、肘掛けとしての機能に支障をきたす場合があります。気を付けてください。
なお、東海道新幹線(と一部の山陽線幹線)でN700S系が使われる列車は、JR東海が“毎日”公表しています。乗車の際の参考にしてみても良いでしょう(車椅子用スペースを増設した編成やビジネスブースを設置した編成の充当予定もチェックできます)。
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